著者
山口 巌
巻号頁・発行日
2008-07-29

これは2002年度から2005年度に鳥取環境大学において講義に用いた講義ノートで, 大まかな言語研究の歴史について述べたものです. 始めはプリントをその都度講義の前に配っていましたが, 受講者の便宜を慮ばかってテキストの形で印刷しました, しかし講義に間に合せるために急いだこともあって, 講義の過程で色々な誤植があることが判明したので, その都度口頭でも訂正をしてきましたし, 部分的には正誤表を作りもしました. そうこうしているうちに, その他にも私の思い違いによる大きな誤りも存在していることが分ってきました. その中でも特に変形文法に関する箇所がそれに当ります. また叙述にも平明さが欠けていたり, もう少し敷延した叙述が必要であると思われる場所もまた見つかりました. ここに改めて示すのは以上の問題点を改訂し, いくらか書き換えたものです. これを偶々読む機会のある人々にとって, もし何らかの御役に立つことがあれば, 望外の倖せです.

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★山口巌「人とことば――その関わりと研究のあゆみ」(2008) 言語学の歴史を180ページほどの紙幅で古典来から20世紀までざっと見通させてくれるテキスト。 「これは2002年度から 2005年度に鳥取環境大学において講義に用いた 講義ノートで,大まかな言語研究の歴史について述べたものです.」 *リンク先はpdfです。 http://repository.kulib.kyoto-u.ac. ...

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@tonton1965 松村一登のいう生成文法の頓挫とは、山口巌が「生成文法と変形文法の挫折」(言語研究講義ノート137-155頁) http://t.co/4yu5pABqig で書いていることと概ね同じと思います。要約する時間がなくてすみません。

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