著者
小野 芳彦
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.404-414, 1990-03-15

2ストロークコード入力であるTコードの使い勝手を良くし また実務に就くまでの練習期間を短くするために 二つの補助入力方式を開発した.一つは字単位の合成を行うもので Tコードで入力した2文字の字形を組み合わせてその字形をもつ漢字を入力フロントエンドが探索することによってコード化されていない文字でも入力できるようにしたものである.JIS X 0208の全漢字について字形を二つの部品に分ける試みを行い 2文字から直接 あるいはその部品から間接に合成を行って目的の漢字を検索するアルゴリズムを実現した.これは 従来の字形入力がもつコードの重なりを極端に低くしている.もう一つはコード化入力方式に熟語のカナ漢字変換機能を融合したもので 被変換表記にTコードで入力できる漢字を交ぜるようにした方式である.これによってカナ漢字変換の欠点である同音語の選択の濃度を低くでき 変換結果を目視しないで打鍵を続ける可能性を高くした.通常の設計では辞書の大きさが数倍にふくれるのを コードの習得グレード別の辞書を作るという方式で押さえている.

言及状況

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「ひらがなIME」の変換方式の要素技術は、T-Codeのまぜがき変換法そのものだとおもいます。漢字がまざっていなくても、じつはわりとうまくいきます。このこともT-Codeのユーザーのなかでは、しられていたことのようです。「ひらがなIME」はそこに特化させた感じです。 https://t.co/wGkB02TTyX
つかっている要素技術は、じつはとてもふるいものです。論文は1990年のもの。漢直のTコード方式のなかの交ぜ書き変換というかたちで紹介されています。TUT版も同時期のはず。漢直ユーザーのひとは、じつは、ずっとまえからしっていた、という。 https://t.co/wGkB02Cian
先ツイートの論文のリンクは これ https://t.co/pGLvdidN1E です。 #漢直

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