- 著者
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Yonghao Yue
尾上 耕一
西田 友是
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
- 巻号頁・発行日
- vol.2005, no.13(2004-CG-118), pp.31-36, 2005-02-07
近年、写実的な3DCGのレンダリングは設計やバーチャルリアリティなどさまざまな場面において利用されている。大域照明は写実的なレンダリングにおいては必要不可欠であるため、いかに効率的に大域照明を計算するかは重要な問題の一つである。高画質なレンダリングではしばしばphoton map法とfinal gatheringを組み合わせた手法が使用される。本稿では、final gatheringで放射する光線をキャッシュすることにより、フレーム間のコヒーレンスを利用して高速化し、インタラクティブな速度で光源や視点を動かせることを示す。