著者
福井 一
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.53(1996-MUS-015), pp.51-54, 1996-05-25

音楽が内分泌に及ぼす影響については、研究が少ない。この研究の目的は音楽聴取がテストステロン()分泌に及ぼす影響を調べることである。合計70人の被験者(男性60名、女性10名)が二つの条件で実験を受けた:30分の音楽聴取(被験者の好きな音楽、グレゴリオ聖歌、モーツァルト、ジャズ、ポピュラー音楽)と、3)分の沈黙である。その間4回にわたって唾液を採取し、T値(フリー・テストステロン)をRIA法により測定した。その結果、音楽聴取により有意にT値が減少した。分散分析の結果、Tに主効果があり、音楽のカテゴリーとTの間に相互作用が見られた。Tは音楽能力やストレス、免疫反応などとも関係が深い物質である。本実験結果は音楽知覚・認知分野のみならず、音楽療法の基礎研究にも重要な資料となると同時に、音楽の「機能」にもあたらしい光をあてるものと考える。

言及状況

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音楽とホルモンの相関エビデンスです。 参考までに。 ちなみに僕はコルチゾール(ストレスホルモンであり、筋肉を分解させる天敵)分泌抑制目的でトレーニング中はクラシックやジャズを聞いてます
@sdey1El1Jl5XJI7 男性ホルモンであるテストテロンが音楽の認識に効果があるなんて研究がありました。なかなか面白そう。 https://t.co/spfyB6edOV

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