著者
大島 千佳 中山 功一 安藤 広志
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.265-276, 2010-02-15

本研究は,市販の香料で遠隔地の景色の画像の臨場感を高めることを目的とする.本論文では,以下に示す4つの香りの特性を利用し,それぞれの特性から,ある特定のContentsを含む画像の臨場感を高める度合いが推定できるかどうか議論した.(1) 色特性:香りと色との関連,(2) 名詞特性:香りから想起される物の名前,(3) 形容詞特性:香りの印象を表現する形容詞,(4) 化学成分特性:香料に含まれる化学成分.実験では,Contentsが木である16種類の画像を用いて,被験者に20種類の各香料の臨場感を高める度合いを評価してもらった.次に各香料から想起される物の名前を記述してもらい,さらに香料の印象を形容詞対により表現してもらった.これらの結果から,臨場感を高める香料の推定は,(1) 色特性からは困難であり,(2) 名詞特性と(4) 化学成分特性からは限定された一部の香料にのみ可能であったが,(3) 形容詞特性からは臨場感を高めるすべての香料を推定できる可能性が示された.

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