著者
大出 彩 松本 文子 金子 貴昭
雑誌
じんもんこん2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.4, pp.103-110, 2013-12-05

本研究では,日本レコード大賞及び優秀作品賞を受賞した楽曲の歌詞について計量テキスト分析を行った.1978年から2012年に発表された全344曲の年代ごとに表れる歌詞の変化を読み取った結果,全年代を通してラブソングが流行する傾向にあると分かった.また,1990年代後半から2000年代にかけてネガティブな内容からポジティブな内容への変化が見られ,1997年が変化の境界になっていることが分かった.その要因には当時の社会背景が関係しており,失業率の増加や凶悪犯罪の増加などから人々の社会に対する不安が増大したこと,流行の発信者が若者へと移行していったことが影響していると考えられる.

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@sawako_gdgd これでどうだ!なかなか面白いですよ https://t.co/BoFxKWAHG6
流行歌から見る歌詞の年代別変化 https://t.co/CYkITAxbew
#研究事例リストに追加しました:大出彩・松本文子・金子貴昭 2013 「流行歌から見る歌詞の年代別変化」 『じんもんこん2013論文集』 2013(4): 103-110 https://t.co/tQoc5EXvMf
大出彩・松本文子・金子貴昭「流行歌から見る歌詞の年代別変化」 - 情報学広場:情報処理学会電子図書館 http://t.co/thPi0TYH27 久しぶりに、まつもとさんのお名前をお見かけした。それはそうと、これは授業用の文献。

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