著者
大出 彩 松本 文子 金子 貴昭
雑誌
じんもんこん2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.4, pp.103-110, 2013-12-05

本研究では,日本レコード大賞及び優秀作品賞を受賞した楽曲の歌詞について計量テキスト分析を行った.1978年から2012年に発表された全344曲の年代ごとに表れる歌詞の変化を読み取った結果,全年代を通してラブソングが流行する傾向にあると分かった.また,1990年代後半から2000年代にかけてネガティブな内容からポジティブな内容への変化が見られ,1997年が変化の境界になっていることが分かった.その要因には当時の社会背景が関係しており,失業率の増加や凶悪犯罪の増加などから人々の社会に対する不安が増大したこと,流行の発信者が若者へと移行していったことが影響していると考えられる.
著者
大出 彩 松本 文子 金子 貴昭
雑誌
じんもんこん2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.4, pp.103-110, 2013-12-05
著者
松本 文子
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.1-2, 1995-03-15

先に開発したイオノグラム(電離層観測データ)小規模オブジェクト指向データベースシステムは、表示画像の全体を画像検索キーとする検索機能を備えている。ところで、表示画像を検索キーとする場合、画像全体をキーとするよりむしろ、注目する部分の画像を検索キーにしたいことが多い。そこで、今回は表示画像において指定した範囲を検索キーとする部分検索機能をこのシステムに追加した。また、今までの利用者インターフェース中心のオブジェクト構成を、環境観測データに共通の性質(時間と場所)に注目し、時間と検索の両面からオブジェクトクラスの構成を見直しを行った。以下で、部分検索機能の追加に伴う変更と、見直したオブジェクトクラスの構成について概要を報告する。
著者
松本 文子
出版者
神戸大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2011

平成24年度の本研究の成果としては、第一に、アートプロジェクト開催地の住民5名に対して実施したインタビュー調査の結果を、カチナ・キューブというアプリケーションを用いて3次元空間上で空間的な検討を行ったことである。これは前年度にオハイオ州立大学で習得したQualitativeGISという手法である。結果、積極的にアートプロジェクトに参加する人は生活空間において変容があり、新しい空間の利用機会の増加や、それに伴う空間移動の拡大が確認された。これらの特徴は男性に顕著であり、女性においては空間移動には変容はなかったが、アートプロジェクトにおいての「自己実現」的機能があることが挙げられた。「自己実現」は本研究課題で対象とする「創造性」とも結びつく概念であり、さらなる調査により創造性の生成を明らかにできると期待できる。次に、ハワイ州立美術館におけるコミュニティアートへの支援について調査し、芸術の有する社会的価値についての評価は国際的にはいまだ途上であるという現状を確認した。ハワイ州はPercent for Art Lawという、公共建築物への芸術作品設置に関する法律がアメリカ内で初めて制定された州であり、芸術の社会性について1967年という早い時期から認識されていたと考えられる。しかし、現在ソフト事業やコミュニティアートの支援をしているものの、ハード作品の設置や若手アーティストの育成が中心であり、日本のアートプロジェクトのような地域振興的機能はあまり想定されていなかった。また、国際学会Association for Cultural Economicsの年次大会においては、'festival'のセッションにおいて座長をつとめ、海外の研究者と意見交換を行うことができた。この中で得られた共通認識としては、フェスティバルやアートプロジェクトの価値評価は数値評価やインタビューといった量的or質的評価のどちらかに偏りがちであるが、複数の研究者が協力して実施することにより、研究の意義や貢献性を高めることが必要ということであった。