- 著者
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坂下 幸徳
東条 敏
敷田 幹文
- 雑誌
- 情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
- 巻号頁・発行日
- vol.56, no.3, pp.767-776, 2015-03-15
データセンタの管理者を支援する研究として障害発生時に障害原因を特定する障害原因解析技術が登場してきている.この障害原因解析技術を使うためにはサーバ,ストレージ,スイッチなどの構成情報が必要となるが,近年,大規模化,複雑化,さらにはクラウド化が進むデータセンタでは,構成情報の取得が困難になり,適用範囲が狭くなってきている.そこで,本論文では,サーバ,ストレージ,スイッチなどの機器が出力するログファイルを使い,統計的推論方式で構成情報を推定する方式を提案する.統計的推論方式としては,代表的な方式である隠れマルコフモデルとベイズ推定を用いる.これにより,障害原因解析技術の適用範囲を拡大を狙う.本提案方式の試作システムによる実験の結果,最大83%の正解率による構成情報の推定に成功した.