著者
福島 智 坊農 真弓
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.550-554, 2015-05-15

東京大学教授福島智氏は9歳で失明し,18歳で失聴,全盲ろうとなった.その後ご尊母が両手6本の指を用いる新しいコミュニケーション手段「指点字」を考案し,福島氏のコミュニケーションは復活と再生を果たす(福島智『盲ろう者として生きて』,2011年刊行より).本記事では当事者の視点から情報学に対する要望が語られ,盲ろう者がみる世界が彼自身の視点から描かれる.本記事は指点字通訳者を介して,坊農が福島氏にインタビューするという形で綴られる.

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