著者
堤 智昭 小木曽 智信
雑誌
じんもんこん2015論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.179-184, 2015-12-12

近代文語 UniDic や中古和文 UniDic の登場により,近代以前の歴史的な日本語資料に対しても形態 素解析が可能となった.しかし,近代以前の現存する日本語資料は時代幅があり,ジャンルも多岐に わたる.そのため,資料ごとに文法・単語が適した辞書を用いて形態素解析を行う必要がある.日本 語研究者が形態素解析技術を用いた研究に取り掛かるには,煩雑な形態素解析実行環境の用意と辞書 を切り替えた解析作業が必要となり,その難易度が研究推進の妨げとなっている.そこで本研究では, 形態素解析を用いた言語研究の支援を目的とし,煩雑な計算機における形態素解析実行環境の用意を 必要とせず,容易に複数の辞書を切り替えて形態素解析が可能な形態素解析サポートソフトウェア, Web 茶まめの開発を行った.

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茶まめは、MeCab のラッパーらしい。 https://t.co/mSrnLpnik7
堤智昭・小木曽智信(2015)「歴史的資料を対象とした複数の UniDic 辞書による形態素解析支援ツール『Web 茶まめ』」『じんもんこん2015論文集』179-184. https://t.co/qxWT0w12Sm

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