著者
檀 裕也 近藤 洋正 松田 圭司
雑誌
研究報告教育学習支援情報システム(CLE) (ISSN:21888620)
巻号頁・発行日
vol.2017-CLE-23, no.23, pp.1-9, 2017-12-01

高等学校における教科 「情報」 の現状として,商業科では簿記,普通科では数学や理科といった情報分野の専門外の教員が情報の授業を担当しているという実態がある.一方,大学における情報教育では,さらに工業科を含むさまざまな学科出身の入学生を受け入れている.卒業までの専門教育を行うため,情報技術の進歩とともに目まぐるしく変わる学習指導要領における高校の教育カリキュラムの設計と実態を把握し,シームレスな高大接続とともに大学における情報教育を考えなければならない.そこで,情報分野における高大連携の必要性から企画立案された愛媛県立三島高等学校商業科と松山大学経営学部情報コースの間で高大連携プログラミング交流会 (高度情報処理講習会) を実施し,2017 年度で 4 年目を迎えた.本稿では高大連携の取り組みを通じて展望できる今後の情報教育について考察したい.

言及状況

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本日,松山大学の樋又キャンパスで開催された電子情報通信学会・情報処理学会のSITE/CLE/CE合同研究会で4年間にわたる高大連携の取り組みについて発表しました。有益なご示唆を得ることができ,今後の展開が楽しみです 高大連携プログラミング交流会を通じた情報教育の展望 https://t.co/lfKRwUIA4B

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