著者
荻野 雅史 岡田 章吾 内海 哲史
雑誌
インターネットと運用技術シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.32-39, 2021-11-18

インターネットアプリケーションの多様化に伴い,端末間通信は高スループット,低遅延がますます求められるようになってきた.一方,ネットワーク機器に搭載されるバッファメモリのサイズの増加と,ロスベース輻輳制御機構の利用に起因し,バッファリング遅延が増大する現象である Bufferbloat が問題視されている.バッファリング遅延を抑える輻輳制御機構として,BBR が Google 社より発表され,のちに,MIT コンピュータサイエンス・人工知能研究所により Copa が発表された.本稿では,TCP 輻輳制御機構としてもっともシェアが高い,ロスベース輻輳制御機構である CUBIC と,バッファリング遅延を抑える最新の輻輳制御機構である Copa との競合時,及び,バッファリング遅延を抑える輻輳制御機構同士である Copa と BBR の競合時における性能評価を行う.

言及状況

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#IOTS2021 これから学生セッション1(座長:石橋勇人(大阪市立大学))です. 最初の発表は 異種輻輳制御機構の競合時における性能評価:CUBIC vs Copa vs BBR ◎荻野雅史, 岡田章吾, 内海哲史(福島大学) https://t.co/XR8IC7EhpM です.

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