著者
齋藤 雅史 伊藤 毅志
雑誌
研究報告ゲーム情報学(GI) (ISSN:21888736)
巻号頁・発行日
vol.2023-GI-49, no.14, pp.1-6, 2023-03-10

人間を超えるレベルの将棋 AI が出現して,プロ棋士はそれを学習に利用するようになって久しい.将棋 AI がプロ棋士の棋譜に与えた影響について,将棋AIを用いてプロ棋士の定量的分析を行ってきた.その結果,将棋 AI との一致率が高くなることが判明した.一方,中盤以降の拮抗した局面における平均損失は変化がないことが確認された.本研究では,同様の分析をレーティング上位の 9 名(トッププロ棋士)について行い,全体のプロ棋士の結果と比較した.その結果,プロ棋士全体の順位戦の棋譜の結果に比べて,トッププロ棋士の定量的データが有意に高いことが示された.

言及状況

Twitter (3 users, 3 posts, 1 favorites)

こっちだった https://t.co/ThA4BnllWm
藤井聡太六冠の「棋力」を数値化したら「飛び抜けた中終盤力」が歴然 電気通信大・伊藤毅志准教授ら研究 https://t.co/PNH18XdGpK @uectokyo 将棋AIがプロ棋士の棋譜に与えた影響―トッププロ棋士の分析からの考察―, 情報処理学会ゲーム情報学研究会報告,2023-GI-49-14(2023). https://t.co/yHmEXyEqsB

収集済み URL リスト