著者
佐藤 茂太郎 斉藤 雄佑
出版者
学校法人松商学園松本大学
雑誌
松本大学研究紀要 = The Journal of Matsumoto University (ISSN:13480618)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.151-157, 2023-03-10

割合の意味理解や活用は、児童にとって困難であることが指摘されている。そこで、第5学年の小数の乗法に焦点をあて、割合の意味理解を促すために、割合の見方を意識した指導と再測定(基準をかえて測定し直すこと)を意識した指導を行い、乗法の意味をどのように拡張させ、成長させていけばよいかを検証した。また、「ユニット化とノルム化」を分析枠組みとして、小数の乗法において児童がどのように比例的推論を働かせているかを分析することとした。本研究の結果、小数の乗法で単元を通して再測定を行うことで、基準を変えるという考えを児童が自らできるようになった。また、乗法で用いた考えを除法でも活用できることがわかった。

言及状況

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[算数] 割合の見方・考え方を育てる指導に関する研究 : 小数の乗法の意味指導を通して/2023年/筆頭著者(佐藤茂太郎)はR6啓林館算数教科書の著作編修関係者に名前あり

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#超算数 割合の見方・考え方を育てる指導に関する研究 : 小数の乗法の意味指導を通して 2023年3月 https://t.co/k3cU4gGey7 【2.3個分ではなく2.3倍として考えればよい(E児)】 生徒が自発的に【2.3個分ではなく】のような発言をするとは思えません。 誘導したかでっち上げたかと勘繰ってしまいますね https://t.co/hDWTHHA6uj

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