著者
丹菊 逸治
出版者
和光大学現代人間学部
雑誌
和光大学現代人間学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Human Studies (ISSN:18827292)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.129-143, 2011-03

サハリン島(樺太)北部の先住民ニヴフ民族は、第二次世界大戦終了まで一部が旧日本領南樺太の住民だった。彼らはウィルタ民族とともに、日本の行政当局が敷香(現ポロナイスク)に設置した集住地「オタスの杜」の主要な構成員となり、アイヌ民族とは異なった扱いを受けていた。比較的知られたニヴフ人奥田桃太郎とその息子奥田長次の足跡が表すように、日本に「引き揚げ」ずサハリン島にとどまった旧日本領南樺太のニヴフ民族は北部のニヴフ人社会に再統合された。

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ゴールデンカムイの最終回は個人的にちょっと物足りなかったんだけど、恥ずかしながらこの作品がなければアイヌを含む北方民族に対する同化政策の歴史を調べてみようとは思わなかった。 そういう点でやはり大事な作品ではある。 https://t.co/9zTGQBtkeP

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