著者
小泉 真也 濱田 百代
出版者
稚内北星学園大学
雑誌
稚内北星学園大学紀要 (ISSN:2189244X)
巻号頁・発行日
no.17, pp.33-44, 2017-03-31

プログラミングの土台は情報科学であり、情報科学の土台は数学である。数学の視座に立つ者と情報学の視座に立つ者それぞれが、斯様な関係を理解しながら互いの「スマートさ」の差異を「なんとなく」実感している。筆者らの関心は、プログラミング教育の必修化が迫る中、その対象として数学が適するかにある。プログラミング・ソースが「数学の解説者」たりうるかを議論するにあたっては、それ以前の問題として「プログラミング」と「数学」の差異を具体的に追及することが必要となるであろう。本稿では、プログラミングや数学、そしてそれぞれの教育に関する事例を四散的に取り上げることによって、両者の違いや、数学科におけるプログラミング教育の可能性を考察した。

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「プログラミングは数学教師を夢見るか 」むちゃいい文章だなぁ、これ。プログラムが書けることはやりかたの理解を意味するが、意味の理解と等しいとは限らない。けどやり方がわかれば問題は解決できるという話。 https://t.co/dkqsht8f2V

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