著者
藤本 真代 横山 和輝
雑誌
オイコノミカ (ISSN:03891364)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.1-15, 2016-03-01

本稿の課題は,家族の絆に関する変数(合計特殊出生率,離婚率,婚姻率,自然死産率)が男女別の自殺率にどのような影響を与えているかについて統計的に検定することである.2001 年から2013 年の都道府県レベルのパネルデータを用いて,男女それぞれの自殺率を被説明変数とする連立方程式の同時推定を行なう.合計特殊出生率と婚姻率は,ともに男女の自殺率と負の相関関係にある.反対に自然死産率は男女の自殺率と正の相関関係にある.一方,離婚率は女性の自殺率にのみ負の効果が観察された.自殺抑止において家庭およびビジネス両面での対人関係が重要である,という主張に対し,本稿は定量的な根拠を提示するものである.

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@public_city は離婚」のリスクが高い https://t.co/0M8UPVC4J1 とされてるものを見付けました。別の、単純な離婚率との関係をみた研究 https://t.co/Z6mpGJPfoA では有意差はないんですが、女性側の自殺が減る方が有意で ",女性のストレスひいては自殺リスクを高めるような夫 婦関係が少なからずある" 状態です

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