著者
青山 昌文 Masafumi Aoyama
雑誌
放送大学研究年報 = Journal of the Open University of Japan (ISSN:09114505)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.109-115, 2010-03-23

ブリヤ=サヴァランの『味覚の生理学』は、その実証主義的なタイトルにも拘わらず、実在論的で古典的な深い哲学的立場に立った美味学の書物である。 我々の研究において論じられるのは、以下の主題である。 1 宇宙と生命 2 食とエスプリ 3 食と国民 4 社会階層と人の本質 5 食欲と快楽 6 グルマンディーズと判断力 7 食卓の快楽 8 食卓と退屈 9 創造としての発見 彼は、近代主観主義的な人間中心主義を超えており、料理芸術における創造の問題についても、古典的立場に立ったミーメーシス美学を展開しているのである。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

ちなみに、分析的美学ではないかもだが、青山の研究するブリヤ=サラヴァンの『味覚の生理学』は、少なからず食の営みを愛するものとして、大変説得的で直観的に納得しやすい論考になっている。 https://t.co/SINi38Jgkf

Wikipedia (1 pages, 2 posts, 2 contributors)

編集者: Yapontsy
2023-08-04 15:00:45 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

収集済み URL リスト