著者
鶴木 恭子
雑誌
天使大学紀要 = Bulletin of Tenshi College
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.23-32, 2014-06-30

本研究の目的は、重曹を湯に溶解しその湯を用いて清拭(重曹清拭)を行った時の洗浄効果と皮膚機能への影響を明らかにすることである。健康な皮膚を持つ20代の11名を対象として、背部に1%の重曹清拭を行い、皮膚表面の油分、角層水分量、皮膚のpH、発赤の観察、主観的調査を行った。その結果、重曹を用いた清拭は、被験者の皮脂の約2/3を除去できた。角層水分量の減少率は1/5であり、皮膚のpHは弱酸性を示した。発赤・掻痒感の出現もなかった。重曹は清拭時の洗浄剤として効果があり、かつ低刺激性であることが示唆された。

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この辺見て重曹水溶液で体拭いてみたら悪くない感じだった:清拭に重曹を用いたときの効果 https://t.co/WAyKPy30rA

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