著者
木場 貴俊
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究
巻号頁・発行日
vol.47, pp.31-52, 2013-03-29

本論は、林羅山の『多識編』という本草学の書物に見られるかみの和名から、彼の思想的営為とその変遷について考察したものである。この書物で用いられているかみは、従来林羅山の神道思想として取り上げられてきた理当心地神道には見られないもので、「怪異」に関する名物である。

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「かみ……の観念は、中世神道や豊国大明神など為政者の神格化、また付喪神といった世俗的なものなど、多様で雑駁な状況にあった。」 木場貴俊「林羅山によるかみの名物 : 『多識編』をもとに」 https://t.co/ZNFQ4rZ7Qk
@rokuron12311 木場貴俊氏は山都のヤマノカミは源順の『和名抄』を参考にしてして、カミは「鬼神」の意味だろうとしていますね。その辺はこの論文が参考になるかも。 「林羅山によるかみの名物 : 『多識編』をもとに」 https://t.co/5MzpRtTXyO
1 1 https://t.co/CakdKwgjEE
@monotsudo 先日少し話をした木場貴俊氏のネットで確認出来る論文情報です。 「林羅山によるかみの名物」 https://t.co/5MzpRtTXyO 「17世紀の怪異認識」 https://t.co/YYtoxny70T

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