著者
阿満 利麿
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.55-67, 1993-09-30

死後の世界や生まれる以前の世界など<他界>に関心を払わず、もっぱら現世の人事に関心を集中する<現世主義>は、日本の場合、一六世紀後半から顕著となってくる。その背景には、新田開発による生産力の増強といった経済的要因があげられることがおおいが、この論文では、いくつかの思想史的要因が重要な役割を果たしていることを強調する。

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『空論を突破し…現実に利他活動を自在に実践できることを教える宗教であった… 重要なことは、「 黙坐澄心」によって得られた世界を一 種の異常心理とみなし…真理は日常、卑近にあると主張する…点である』 「近世日本における〈現世主義〉の成立」58-(3) #伊藤仁斎 #仏教 https://t.co/QFqTahjwVq

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