著者
小島 聡子
出版者
岩手大学人文社会科学部
雑誌
Artes liberales (ISSN:03854183)
巻号頁・発行日
vol.86, pp.69-86, 2010-06-25

近年,地域の言語の多様さの例として,伝統的「方言」ではなく「標準語」とも異なる独特の言葉が取り上げられるようになってきた。これらの語のあり方の多様さを反映して,「地方共通語」や「新方言」など様々な用語もある。具体的には,東北地方に特有なものとして「しなきゃない」(=「しなければならない」),「お先します」などが知られている1)。本稿では,そのような伝統的「方言」とも「標準語」とも異なる地域に独特な言い方について,岩手の例を挙げてみたい。

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@bozu_108 「特にも」を多用する人多し。標準語だと思ってる。 https://t.co/OCHwuapZ8P
ううーん。フォロワーがそこそこいてたまに良いこと言う岩手ネチネチ系アカウント、岩手の言葉を「変」と。変じゃないもん!歴史ある多様性ある特にも残すべき国の財産です。無断転載されてる論文は岩手大学の国語学の小島先生の。素敵な論文を読むきっかけをくれて感謝。 https://t.co/piiKFnWHjb
ワイ岩手県民、比較的方言とか訛りとか少ないといわれますが、無自覚方言ちょこちょこあるんだよなというおはなし 同期の論文にめっちゃ『特にも』が出てきてゼミで意見が割れたので、ググったらおもろいもん出てきた はこいち派です https://t.co/u54mjM2EM2

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