著者
大本 達也
雑誌
鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要 人文科学・社会科学編 = Journal of Suzuka University and Suzuka Junior College Humanities and Social Sciences (ISSN:24339180)
巻号頁・発行日
no.1, pp.1-18, 2018-03-15

美妙・山田武太郎による詩歌集『少年姿』(1886)は、寺院文化にはじまり、戦国から江戸中期期にかけて武士間にも広がった「男色」を主題とする。明治期における男子学生間での「男色」再流行のもとこの作品は成立するが、前近代的な「男色」は近代に成立した「恋愛」に次第に追いやられてゆく。この作品は、“poetry”概念に基づく日本語「詩」の形成史上、恋情を主題とした初の詩歌集であり、前近代と近代と結ぶ靭帯的作品である。

言及状況

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@tomy777_t @rourensiumu いや、そうとも言い切れない。特に日本の明治時代は、そういう風潮が見られる。 https://t.co/EmhcEk2Z88 https://t.co/3A8FVWZCS4
@jinny_tk 当時としては稚児文化に含まれてしまっていたけどれど、改めて考えるとある程度歳のいった男性を愛するのは実は同性愛寄りの性癖だったのでしょうかね。下の論文読んでると明治時代は一過性の美少年愛好がブームでそれ以外の同性間の愛がどうなっていたのか気になります… https://t.co/2IzXRoIxav
明治期の学生間の男色についてはこの論文が分かりやすい感じも https://t.co/gG4YontJBc 女学生が増えて学生間の男女恋愛の盛んになる大正以降はちょっと趣が変わってくると思うけれど

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