著者
水野谷 憲郎 Norio MIZUNOYA
雑誌
淑徳短期大学研究紀要 = Bulletin of Junior College of Shukutoku (ISSN:02886758)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.81-94, 2013-02-25

前紀要にて、東大寺南大門仁王像の迎角は確かに存在し、その迎角を想定して当初より造像されていると述べた。しかし、それは実証的根拠に乏しいものであった。この度美術院より「東大寺南大門金剛力士像修理報告資料写真」をお借りすることができた。それらの資料写真が見せる東大寺南大門仁王像の各部位が有する傾斜角を調べた結果、迎角があると結論するとともに前紀要で想定した傾斜角度はさらに急激であり、仁王像は当初より東西に向かいあう立ち位置にあったと判断した。

言及状況

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@yanagi_white こんにちは。わたしも以前不思議に思って調べたことがあります。下に論文PDFを二点ご紹介させていただきます。要は、装飾。仏像表現の歴史的流れと、鑑賞者(参詣者)の視点アイキャッチかと。 https://t.co/6h6EyY53dW https://t.co/XW7GuFjSdU
@s_kaoruko 厳密にはアイレベルじゃないかもです。 こんな研究されたPDFがありました https://t.co/yl8VOADfiY https://t.co/kUgwvMUbRL

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