著者
阿久津 智
出版者
拓殖大学言語文化研究所
雑誌
拓殖大学語学研究 = Takushoku language studies (ISSN:13488384)
巻号頁・発行日
vol.141, pp.1-34, 2019-10-31

本稿では,漢文訓読を,日本語を客観的に見直し,言語の構造について考える機会ととらえ,漢文の構造を図解する方法について論じた。漢文訓読は,漢文(古典中国語)から日本語への構造の変換と見ることができるが,修飾成分(修飾語)が,被修飾成分(主要語)の前にも(「連用修飾語-述語」など),後にも(「述語-目的語」など)置かれることのある漢文を,修飾成分が必ず被修飾成分の前に置かれる日本語に変える際には,語順がそのままであったり,逆になったりするため,(後者の場合だけに使われる)返り点では,その構造がとらえにくい場合がある。そこで,本稿では,文の構造を階層構造(句構造)として分析し,その係り受けを矢印で示すことで,文の構造と訓読の順序とを示す図解方法を試みた。

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漢文に関する論文。まだちゃんと読んでないけど。 https://t.co/J0WeAaQKmk
こんなのを見つけた。 阿久津智「漢文の係り受け構造の図解」(『拓殖大学語学研究』 (141) 1-34, 2019-10-31) https://t.co/BSQAmN6DbG

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