著者
澤田 忠幸
出版者
石川県立大学
雑誌
石川県立大学研究紀要 = Bulletin of Ishikawa Prefectural University (ISSN:24347167)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.89-98, 2020-03

本研究では、「キャリア教育」の法制化に関する一連の施策や各大学での教育改善の動向を踏まえ、地方 A 大学の 3 年次生を対象として、就職活動前の汎用的技能(PROG)の個人差を規定する要因について、キャリア意識および自己調整学習方略の習得度、インターンシップ経験の有無との関連から検討を行った。その結果、PROG のリテラシーは、全国国公立大学理系の傾向と同様、1 年生よりも3 年次生で高かったが、コンピテンシーでは違いは認められず、国公立大学理系の全国平均と同等もしくは低い傾向にあることが示された。また、3 年時の夏休みまでにインターンシップや教育実習に参加したか否かによっては、コンピテンシーの高低に違いは認められず、自身の将来について展望と設計をもっている者、インターンシップを通じて課題の意図ややり方を考え、計画的に取り組むメタ認知的な自己調整学習方略を習得した者ほど、コンピテンシーが高いことが示唆された。本結果は、キャリア教育の設計の観点から議論された。

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学部 3 年生における汎用的技能の個人差を規定する要因―キャリア意識, 自己調整学習方略の習得度, インターンシップ経験との関連― Link: https://t.co/LoFqAb2VHw

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