著者
岡野 八代
出版者
新潟国際情報大学国際学部
雑誌
新潟国際情報大学 国際学部 紀要 = NUIS Journal of International Studies (ISSN:21895864)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.89-100, 2020-04-01

本稿では、政治学教育において定着しつつあるフェミニズム理論が、逆に定着することによって、既存の政治学の特徴である公私二元論へと取り込まれてしまっているのではないかという問題提起を行なう。そのうえで、フェミニズム理論が政治学になんらかの貢献をなすには、どのような批判的視座が必要となるのかについて、ケアの倫理による公私二元論批判を経由して、ジョアン・トロントの民主主義論を例示しながら検討する。

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ちなみに岡野さんからは、下記の論文「フェミニズムにおける政治と政治学教育の緊張関係」で拙論へのご批判を頂いていましたが、今回の拙稿では、その批判への応答も(それなりの分量を割いて)書いています。https://t.co/8LS2fYePFX
フェミニズムにおける政治と政治学教育の緊張関係 岡野八代 https://t.co/UGv4rddawv
岡野八代(2020)「フェミニズムにおける政治と政治学教育の緊張関係」 https://t.co/dZY0r9WEw1 めも
特に岡野八代さんの「フェミニズムにおける政治と政治学教育の緊張関係」では、私の議論も(文字通り)批判的に検討されています。https://t.co/8LS2fYePFX

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