著者
竹中 真也
出版者
中央大学人文科学研究所
雑誌
人文研紀要 (ISSN:02873877)
巻号頁・発行日
vol.93, pp.279-304, 2019-09-30

本稿は,ティモシー・モートンの環境哲学の一端を解明することを目指す。そうするにあたって,ここでは鍵概念のmesh とstrange staranger に焦点を当てる。まずはモートンの哲学を生み出した時代背景「人新世」に触れ,しかるのちにmesh とstrange stranger に関する論述を紹介する。最初に豊富な具体的事例を『エコロジーの思想』から取り上げ,次に,『コラプス』に掲載された論文を軸として,それらの事例を哲学的水準から捉え返す。最後に,これらのmesh やstrange stranger の議論を,モートンが与すると言われているオブジェクト指向存在論の旗手ハーマンの議論と接続し,モートンの議論の特徴のひとつを浮き彫りにする。

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「あるミクロのレベルにおいては、複製している存在者のごたまぜの反乱が生じているのか、その存在者が寄生しているのかを見分けることは難しくなる(....)われわれがより多く知れば知るほど、生物はますます必要物をすべて完備したものでなくなる。」 https://t.co/efPrEP27L7
「モートンの環境哲学(1)」のリンクも合わせて載せてきます。https://t.co/uAVdTBCurY

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