著者
大井 万紀人
出版者
専修大学自然科学研究所
雑誌
専修自然科学紀要 (ISSN:03865827)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.27-42, 2020-03-05

1895年にX線を発見したレントゲンは第一回ノーベル物理学賞を受賞しているにもかかわらず,発見までの経緯やその評価に関して誤った記述が蔓延している。この状況は,レントゲンが自伝を残さなかったばかりでなく,研究ノートなどの書類が死去と同時に焼却されて残っていないことにも起因しているが,これに加え,他の研究者の妬みに由来する誹謗中傷に満ちた不正確な文書,あるいはX線発見によって有名になったゆえの一般の人々による根拠のない噂話やその類の文書によって,レントゲン本人の正しい生き様やその業績の内容は相当程度に歪められてしまったことも原因にあげられる。この論文では,2年間におよぶ文献調査を基に,レントゲンの業績ならびにX線発見に至った実験の内容をできる限り正確に記述することを試みる。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

というわけでこちらを。 大井先生本当にありがとうございます。 「なぜレントゲン博士が実験器具に被せ物なんてしていたか」をちゃんとを記述してくださっているので参考になる。(p.10) そこを知りたかったんだ! 大井 万紀人 レントゲンによるX線の発見とその科学史的背景 https://t.co/dEmZrJD99D https://t.co/smfb0q5mhh

収集済み URL リスト