著者
清水 習 Shu Shimizu
出版者
同志社大学政策学会
雑誌
同志社政策科学研究 = Doshisha University policy & management review (ISSN:18808336)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.245-259, 2017-10-10

2007年から始まる未曽有の金融危機を契機に、新自由主義の批判的な見直しが欧米政治経済研究において、一つの潮流をなしている。学界・一般を問わず、新自由主義を論じる際、「新自由主義 = 市場原理主義」という一つの公式として捉われがちであるが、実際の議論・研究における「新自由主義」の意味は非単一的であり、複雑である。本稿では、新自由主義の定義の多様性を、系譜的に見直し、最終的に、新自由主義研究の発展の可能性を批判的に考察する。

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>失敗した自由経済と暴走する計画経済、そして、資本主義と共産主義の間を進む政治経済理念が必要であると考えたリュストウは、その第3の中道として「新自由主義」を提唱したのであった。 ハイエクは新自由主義者じゃないしね。https://t.co/sbnwwifiaz https://t.co/iVCZDeqS8s

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