出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.137, pp.106-109, 2004-09

定期的に必要な再起動,度重なるウイルス侵害——。郵船航空サービスのメール・システムは,トラブル続きであった。大手のベンダーに依頼して構築したものの,いつまで待っても問題が解決しない。サポートの質も悪化していった。
著者
徳丸 浩 園田 健太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.131, pp.180-185, 2004-03

Webサーバーの設定ミスなどに付け込んで,非公開のファイルを閲覧しようとする"強制ブラウジング"。特別な知識がなくてもできてしまうだけに危険性が高く,これが原因となって起きた個人情報漏洩事件は多い。その手口と対策をしっかりと押さえておこう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.125, pp.130-133, 2003-09

収益計画を読みにくい消費者向けWebサイトには,構築や運用のコストをかけにくい。カーコンビニ倶楽部を運営する翼システムは,新車購入を検討する人向けのポータル・サイト「eクルマさがし」(http://ekuruma.carstation.co.jp/)を構築するに当たり,既存システムをフル活用して,出費を抑えた。
著者
榊原 康
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.142, pp.132-140, 2005-02

「無線LAN」「IP電話」「認証VLAN」——。社内LANの利便性やセキュリティを高めるためにこれらの新技術を導入した結果,トラブルに見舞われるケースが増えている。 新宿区役所はユーザーの利便性を高めるために無線LANを全面導入した。ところが,通信できない,通信が途切れるなどのトラブルが相次いだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.145, pp.50-53, 2005-05

楽天トラベルは,旅行予約サイトの処理能力を毎年向上させてきた。1年先の処理負荷を予測し,年末年始にシステムを増強する。基本はハードウエアの増強だが,2005年を乗り切るための対策はシステム構成の変更にまで及んだ。 旧システムの構成は,WebサーバーとDBサーバーの2層構造。
著者
松田 陽人
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.150, pp.130-135, 2005-10

「仕様書」は,設計者とプログラマをつなぐ重要なコミュニケーション・ツールだ。それゆえ,安易な書き方をすると問題を起こす。よく議論されるのは,「仕様書の内容はどこまで詳しく書くのが適当か?」という点だろう。過剰品質を避け,効率的に書きたいところだが,きちんと意図が伝わることが大前提である。二つの実例を通して,そのキー・ポイントを紹介する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.124, pp.134-137, 2003-08

変速機(トランスミッション)などの自動車部品を製造するジヤトコは2003年1月6日,全国9カ所に分散した生産拠点を一斉に新システムへ切り替えた。この切り替えを乗り切った背景には,現場対応マニュアルの作成と2カ月もの時間をかけたシステム移行トライアルがあった。 システム移行の引き金となったのは企業の合併である。同社は1999年,同業のトランステクノロジーと合併。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.134, pp.116-119, 2004-06

OSやVisual Basic(VB)のサポート期限が切れるたびにバーションアップしていられない。マイクロソフトの"呪縛"から解放されたい——。 このような考えから,VBで開発したアプリケーションをWeb化する企業が増えている。日本トラスティ情報システムもその1社だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.136, pp.138-140, 2004-08

「どれだけ運用負担を下げられるかがポイントだった」(函館空港ビルデング 総務部 経理課長 尾伊端おいはた敏氏)。函館空港のターミナルビルの賃貸業などを営む函館空港ビルデングには,情報システム部門は無い。ビル内のテナントやグループ企業の従業員が利用する「全社システム」を管理しているのは,経理課に所属する尾伊端氏ただ1人(写真1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.145, pp.211-213, 2005-05

これまでのテスト・ツールは主にテスト作業の効率化を目的としていたが,それとは異なる新たな目的のテスト・ツールが登場している。新たな目的とは,仕様の解釈違いや読み違いを無くすこと。設計書の書き手と読み手の解釈違いを無くすことができれば,テスト漏れの発生を減らせる。 えっ,そういう意味だったの——。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.154, pp.172-175, 2006-02

日経BP社は2月1日から3日まで,東京ビッグサイト(東京都江東区)においてIT関連の総合展示会uNET&COM 2006vを開催する。u情報システムゾーンv,uネットワークゾーンv,uセキュリティゾーンvの3ゾーンで,約250社の企業・団体の展示やデモを見ることができる。 企業情報システムの構築・運用をテーマにしている情報システムゾーンには,80社を超える企業・団体が出展する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.130, pp.106-109, 2004-02

宝酒造が営業支援モバイル・システムを最初に稼働させたのは98年9月。データ転送を効率化する仕組みや通信暗号化機能を備えるミドルウエアを搭載した実用的なシステムだった。 ところがアプリケーションがネックになり,クライアントOSはサポートが切れたWindows95からのバージョンアップが困難になっていた。その結果,4年半も開発当初の仕様のまま使い続けることになった。
著者
山下 克司
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.140, pp.164-169, 2004-12

山下 克司 日本アイ・ビー・エム ネットワーク・サービス事業部 コンピテンシー シニアコンサルティングI/Tスペシャリストアカウント管理を一元化したい場合,シングル・サインオン環境を構築するのが一つの方法である。こうした環境ではシングル・サインオンのサーバーに負荷が集中しやすいので,負荷分散構成を採りたい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.146, pp.46-48, 2005-06

3. ログオン処理に30分かかる問題も起こったが,プロファイル用サーバーの増強で解決 肥後銀行は2005年1月,業務支援システム「行内Webシステム」(図1)のサーバー・インフラを刷新した。WindowsのTerminal Serviceおよびシトリックス・システムズ・ジャパンのMetaFrameで構成する本システムは,クライアントPC上に業務データを一切置かない徹底した情報漏えい対策を実践してい…
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.132, pp.130-135, 2004-04

Tomcatの新バージョン5の新機能について処理性能を検証した。セッション・クラスタ機能は可用性の向上には大きな効果を発揮するものの,処理性能の劣化が見られる。連続稼働時のメモリー使用量やJSP/サーブレットの生成性能については,前バージョン4と比べて向上が認められた。
著者
松田 陽人
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.148, pp.110-115, 2005-08

設計者とユーザーの間では,システムの仕様を巡って「言った,言わない」の泥仕合をすることが少なくない。両者の思惑や認識がすれ違ったまま基本設計書を作ってしまった結果である。困ったことに,これは一見良好なコミュニケーションを確立したと思われる場合にも起こり得る。第2回はこのテーマに基づき,二つの実例を通して設計書作成の心得を紹介する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.130, pp.114-116, 2004-02

約400万人の登録者があり,1日約40万人が利用するシステム——韓国で先行運営されている対戦型オンライン・ゲーム「GetAmped」である。この巨大システムを開発し,各国の運営会社にライセンス提供しているのがサイバーステップ。日本国内でも2004年春にガンホー・オンライン・エンターテイメントがサービスを開始する。
著者
榊原 康
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.138, pp.176-185, 2004-10

米国で深刻な問題になっている迷惑メール。米Symantecの調査によると,全メールの65%以上を迷惑メールが占めているという。米Microsoftが提供するメール・サービス「Microsoft MSN Hotmail」にいたっては,日本国内を含めた全世界で受け取る迷惑メールの量は一日当たり約30億通。これは全メールの約80%に相当する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.130, pp.98-101, 2004-02

フジテレビジョンは2003年12月,「営業放送システム」のリニューアルを完了した。番組編成や放送運行,CMの販売管理などを担う基幹システムである。旧システムの稼働開始は1997年3月,お台場への本社移転にまでさかのぼる(写真1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.141, pp.110-113, 2005-01

森永乳業は2004年12月,68拠点を結んだWANを再構築した。狙いは「とにかくネットワークのサービス・レベルを向上させること。現行の通信コストを上回らない範囲で,より高速な回線を導入した」(執行役員 情報システム部長 木村康二氏)。 全拠点のアクセス回線を1Mbps以上に高速化し,NTT東日本/西日本のフレッツ回線を利用したバックアップ網も構築した(図1)。