著者
栗田 太郎
出版者
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター
雑誌
SEC journal (ISSN:13498622)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.34-39, 2011 (Released:2012-07-03)

モバイルFeliCaの開発で実施した、形式手法の一つであるVDMを用いた形式仕様記述の使用経験と知見に対する質問と回答について紹介する。
著者
立石 譲二
出版者
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター
雑誌
SEC journal (ISSN:13498622)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.30-33, 2011
被引用文献数
1

重要インフラのシステム障害について、同種のシステム障害を未然に防ぐための本質について、システムの供給側と利用側が共通に理解しておくべき教訓について考察し、その内容を紹介する。
著者
中村 宏美
出版者
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター
雑誌
SEC journal (ISSN:13498622)
巻号頁・発行日
vol.5, no.6, pp.377-379, 2009
被引用文献数
2

ソフトウェア開発の工数見積りでは、過去のプロジェクトデータの分析に基づいて見積りモデルを構築するのが一般的とされている。しかしながら、企業によっては過去のプロジェクトデータが少なく、また分析も行われていないケースも見受けられる。そうした企業では、プロジェクトマネージャが過去の経験や勘を駆使して見積ることにより、再現性の無い見積りが繰り返されることが懸念されている。<BR> CoBRA<SUP>※1</SUP>法はこうした課題を解決する見積り評価手法であり、少量のプロジェクトデータとプロジェクトマネージャの経験則があれば、工数の見積り評価モデルを構築出来るのが特長である。<BR> IPA/SECは、CoBRA法を活用した簡単な操作で効率良く工数見積りを行うための支援ツールを開発した。CoBRA法は現在ツールのβ版の評価中であり、利用者のニーズに沿った改善を行った後、2010年春に一般公開を予定している。ここではこのβ版「CoBRA法に基づく見積り支援ツール(体験版)」について解説する。
著者
鶴保 征城
出版者
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター
雑誌
SEC journal (ISSN:13498622)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.68-69, 2009

本稿では、日本復活のイノベーションのためには、パラダイムシフトが必要であると述べている。 21世紀は情報・サービス、感性や心の時代とされるが、そのような個人や企業はごく少数である。ソフトウェア業界は真の価値をユーザと共に追及し、抜群のソフトウェア実現力を自ら身につけることで、グローバル競争に立ち向わなければならない。ダニエル・ベルによると、「20世紀はストックを量産し私有する時代。21世紀はそれらをフロー化し活用する時代」ということだ。このパラダイムシフトが、日本の復活につながるイノベーションである。
著者
大野 克巳
出版者
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター
雑誌
SEC journal (ISSN:13498622)
巻号頁・発行日
vol.5, no.5, pp.311-316, 2009 (Released:2010-03-24)

プロダクトの実装品質向上のためには、開発者の暗黙の了解でコードを記述するのではなく、コーディング規約を定め、規約に基づいてコードを記述することが有効である。SECでは、コーディング規約を策定している方を対象にした「ESCR※1:組込みソフトウェア向け開発コーディング作法ガイド[C言語版]」(以下、ESCR)を刊行した。本ガイドは、品質特性に対応して分類した作法と、それに対応するルール群から構成され、ルール群の中から必要部分を取捨選択することにより、目的に見合ったコーディング規約を策定することが可能となった。本稿ではコーディング作法ガイドのあらましを紹介すると共に、必要性などを論じる。
著者
中田 武志 日高 建二 福原 綾介
出版者
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター
雑誌
SEC journal (ISSN:13498622)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.122-128, 2011 (Released:2012-07-02)

車載制御向けの小規模ソフトウェア開発でプロセス改善を行う上での課題の一つが、改善の影響による開発工数の増加である。本稿では、小規模開発に特化した管理工数を抑えるプロセス改善の取組み方法と、改善活動の中で、新人~中堅層の一部に現れた「深掘りしない」、「受身姿勢が当たり前」といった傾向と、その対策として実施した小集団改善活動の活動事例について報告する。
著者
青野 慶久 松田 晃一
出版者
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター
雑誌
SEC journal (ISSN:13498622)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.50-53, 2012

企業にクラウドコンピューティングの利用が広がろうとしている。サービスとして提供するソフトウェア開発には、受託開発とは異なるメンタリティが求められる。世界と競争できる日本発のソフトウェアを開発しているサイボウズ株式会社の青野慶久代表取締役社長に、これからのソフトウェア開発や技術者のあり方について伺った。
著者
立石 譲二 新谷 勝利
出版者
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター
雑誌
SEC journal (ISSN:13498622)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.70-71, 2009

本稿では、2008年10月15日(水)~16日(木)に、インド・バンガロールで開かれたNASSCOM Quality Summit2008への参加報告と、インドにおけるソフトウェア開発業界の現状について訪印中に行ったNASSCOM会員企業との意見交換内容について紹介する。
著者
稲森 豊 山田 信幸
出版者
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター
雑誌
SEC journal (ISSN:13498622)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.6-9, 2011 (Released:2012-07-03)

割込み処理を多用する車載制御ソフトウェアでの割込み干渉(割込み処理に起因するデータ競合)の未然防止対策として、ソフトウェア実装工程で開発されるCプログラムを対象に、割込み干渉の発生箇所を検出するためのシステムについて紹介する。