出版者
地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所
雑誌
大阪府立公衆衛生研究所 研究報告 (ISSN:21854076)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.47-52, 2009 (Released:2019-07-31)

合成界面活性剤は家庭内では多くの場面に使用されている化学物質である一方、合成洗剤、洗浄剤による皮膚障害が問題となっている。これは界面活性剤によって皮膚のバリアが破壊されることが、原因のひとつと考えられる。また界面活性剤の抗菌作用による皮膚常在菌への影響が一因ではないかと考え今回、市販の基剤も含めて検討を行った。その結果、抗菌性を有する陽イオン系以外に陰イオン系や非イオン系の一部に皮膚常在菌等に対する生育抑制が見られ、皮膚常在菌への影響が示唆された。
出版者
地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所
雑誌
大阪府立公衆衛生研究所 研究報告 (ISSN:21854076)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.37-41, 2009 (Released:2019-07-31)

大阪府ではダイエット効果を暗示するいわゆる健康食品について、医薬品成分配合の有無を確認することを目的とし、平成14 年度から試買調査を実施している。今回、インターネットサイトを通じて購入したダイエット効果を暗示する健康食品から、催淫薬であるヨヒンビンが検出されたので報告する。ヨヒンビンの確認はフォトダイオードアレイ検出器付き高速液体クロマトグラフィー(HPLC/PDA)及び薄層クロマトグラフィー(TLC)により行い、含量の測定はHPLC/PDA により行った。