著者
野中 直之 髙田 智仁 西片 由貴 ノナカ ナオユキ タカダ トモヒト ニシカタ ユキ Nonaka Naoyuki Takada Tomohito Nishikata Yuki
雑誌
書道学論集 : 大東文化大学大学院書道学専攻院生会誌 (ISSN:13489313)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.3-27, 2014-03-31

手鑑とは、古人の筆跡(手)である古筆切や短冊、色紙等を鑑賞や手習いの手本(鑑)とするために貼り込んだ帖のことを指す。本手鑑は2004年度に大東文化大学図書館に受け入れられたものである。縦38.8センチ、横25.6センチである本手鑑は、表面66葉・裏面66葉の計134葉を収め、聖武天皇、光明皇后から始まる基本的な手鑑行列の配列に従っているものの、貼り替えの跡が多数見られ、また手鑑行列も乱れている点から、製作当初とは所収内容が変更されていると思われる。しかしながら、伝藤原有家筆「墨流切(多田切)」、伝西行筆「曽丹集切」、伝藤原俊成筆「顕広切」などの固有古筆名を有した名物切も所収する。本解題は表面二回・裏面二回の計四回に分けて掲載を予定し、本年度は表面のうち、冒頭の「聖武天皇」から「中院殿通村公」までの37葉を扱うものである。

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[writing][academic] 「本解題は表面二回・裏面二回の計四回に分けて掲載を予定し、本年度は表面のうち、冒頭の「聖武天皇」から「中院殿通村公」までの37葉を扱う」

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「本解題は表面二回・裏面二回の計四回に分けて掲載を予定し、本年度は表面のうち、冒頭の「聖武天皇」から「中院殿通村公」までの37葉を扱う」 / “JAIRO | 大東文化大学所蔵日本書跡解題 …” http://t.co/Xp6FpwghwU #writing #academic

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