著者
久留戸 涼子 高田 勇太朗 明石 真弥
出版者
常葉大学教育学部
雑誌
常葉大学教育学部紀要 = Tokoha University Faculty of Education research review (ISSN:2188434X)
巻号頁・発行日
no.36, pp.313-331, 2016-03-31 (Released:2016-07-08)

モンシロチョウの成長過程には、様々な環境要因が影響を及ぼすことが考えられる。本研究では、まず、幼虫の成長に及ぼす温度と湿度の関係について調べた。その結果、幼虫の飼育に最も適していた条件は、室温(20 ~ 25℃)で高湿度(80 ~ 100%)であった。また、最も適していない条件は、高温(28 ~30℃)で高湿度であった。また、蛹の色に影響を及ぼす環境要因として、背景色と温度について検討した。蛹の色は、低温では褐色系、高温では緑色系となる傾向が確認され、蛹の色は背景色だけではなく、温度の影響を受けることがわかった。幼虫の食草の選択では、幼虫はキャベツ液を吹きかけたアブラナ科以外の植物にも引き寄せられたが、食草として食べたり、そこにずっと留まっていたりすることはなかった。これらの結果から、モンシロチョウの成長は、温度や湿度などの環境要因に影響され、飼育の際には留意しなければならないことがわかった。

言及状況

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モンシロチョウ幼虫期の湿度と温度の影響を調べた実験。モンシロチョウの場合は最も適した温度が20~25℃、湿度が80~100%。最も適さないのが28~30℃で高湿度。興味深い事がこの温度と湿度が羽化不全に影響しているのではとの事「モ… https://t.co/15Lkt26xZz

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