- 著者
-
大岩 元
- 雑誌
- 情報処理学会論文誌教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
- 巻号頁・発行日
- vol.1, no.2, pp.1-6, 2015-03-16 (Released:2015-03-11)
21世紀の市民社会を形成するための基礎としての識字教育として,プログラミング教育を行う必要があることを主張する.コンピュータの安易な教育利用が日本の教育に弊害を与えた例として,大学入試センター試験を示す.識字教育として行うプログラミング教育の内容は,市民が共有すべき知識/スキルであることから,目的/手段展開という一般性のある視点から行い,母語としての日本語を使うことで,プログラミング「言語」教育から決別すべきことを提案する.
We propose the programming education should be regarded as a literacy education for 21st century citizens. Development method from purpose to means is introduced as a design methodology for programming together with mother language programming.