著者
中村 駿也 鈴木 優
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.188-191, 2017-09-09

我々は、より精密なVR嗅覚デバイスの表現方法について研究している。左右の鼻腔から入るにおいの濃度を調節することにより、精密な表現ができると考え、本研究では、においのする空気とにおいのしない空気とを片方ずつ左右の鼻腔に送り、どちらがにおいのする空気かを当ててもらい、その正答率を調査する実験を行った。その結果、人間の嗅覚が左右の鼻腔それぞれ独立して知覚できることが示唆された。
著者
佐々木 梨菜 鈴木 優
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.100-104, 2017-09-09

これまで多くの人々がペットと共に生活してきたが、その生活環境は「人が快適に生活できること」が前提である場合が多い。本研究では、人がPCを用いた作業をしていると、ペットである猫がキーボードに上がるという例を採り上げ、飼い主がPCを使用しているそばで、猫がタブレットに触れて遊べるシステムを開発した。実際に複数の猫に試用実験を行い、その有用性を検証した結果、システムが有効に機能する猫の属性があることが示唆された。
著者
石原 由貴 森 光洋 室田 ゆう 小鷹 研理
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.380-382, 2017-09-09

Newportらは、現実の指が引っ張られるのと同時に、指が伸びる映像を見せることによって、指が伸縮する感覚が得られることを報告している。本研究では、この方法論を腕の伸縮感覚誘発に適用した新たなインタラクション「Stretcharm」を提案する。具体的には、二人の人間が一本のポールを引っ張り合うことに伴う自重変化を、一人称視点において呈示されるCGの腕の長さと関連づけることにより、これを実現する。