著者
鈴木 優作
出版者
成蹊大学
巻号頁・発行日
2020

identifier:http://repository.seikei.ac.jp/dspace/handle/10928/1233
著者
石川 葉子 水上 雅博 吉野 幸一郎 Sakti Sakriani 鈴木 優 中村 哲
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.DSH-B_1-9, 2018-01-01 (Released:2018-01-31)
参考文献数
20
被引用文献数
1

Using emotional expressions in a conversation is an efficient way to convey one’s thoughts. Emotional expressions of the persuader have a strong impact to the recipient’s attitude in a negotiation. Studies for a persuasive dialog system, which tries to lead users to the system’s specific goals, show that incorporating users’ emotional factors can enhance the system to persuade users. However, in a human-human negotiation, the persuader can have better outcomes not only through considering the emotion of the other person but also through expressing his or her own emotions. In this paper, we propose an example-based persuasive dialog system with expressive emotion capability. The proposed dialog system is trained by newly collected corpus with statistical learning. Emotional states and the user’s acceptance rate of the persuasion are annotated. Experimental results through crowdsourcing suggested that the system using emotional expressions has a potential to persuade some users who prefer to be used emotional expressions, effectively.
著者
天白 陽介 守川 恵助 今岡 泰憲 武村 裕之 稲葉 匠吾 楠木 晴香 橋爪 裕 廣瀬 桃子 鈴木 優太 畑地 治
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.327-333, 2020-12-25 (Released:2020-12-25)
参考文献数
22

近年,サルコペニアと摂食嚥下機能障害の関連性について注目されており,骨格筋量の減少は摂食嚥下機能障害の要因となると報告されている.本研究は骨格筋量の指標である骨格筋量指数(以下 SMI)が高齢肺炎症例の退院時普通食経口摂取可否を予測する因子となるかを検討することとした.対象は肺炎の診断名で当院に入院した101名(84.3±9.5歳 男性/女性:63/38)とした.普通食経口摂取の基準は退院時Functional-oral-intake-scale(以下 FOIS)6以上とした.評価項目は言語聴覚士介入時に合わせて評価した.対象を退院時FOISの値で2群に分類し,検討した.群間比較の結果では体重,Body mass index,Mini-Mental State Examination,除脂肪量,SMIにおいてFOIS6以上群が有意に高い結果であった.ロジスティック回帰分析ではSMIが独立した因子として抽出された. Receiver Operatorating Characterristic curveでは男性 5.8 kg/m2,女性 4.3 kg/m2がカットオフ値として算出された.SMIは高齢肺炎症例の退院時普通食経口摂取可否を予測する因子である可能性が示唆された.
著者
岩井一晃 鈴木優 石川佳治
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.2, pp.1-8, 2012-07-25

本研究では,Wikipedia における著者の役割を推定する手法の提案を行う.著者の役割とは,ある著者が有益な削除や追加,残存を行ったかどうかを指す.削除や追加,残存が有益であるかどうかは,自動的に判定することが困難である.そこで,多くの著者から削除対象となる記述があったとき,その記述を行った著者は悪質であると考える.また,多くの著者から残存対象であると考えられる記述があったとき,その記述を行った著者は有益であると考える.ところが,有益な編集を行う著者と悪質な編集を行う著者では,他の著者に対する影響は異なるものとなるべきであると考える.そこで本研究ではリンク解析手法のひとつである SALSA を著者の編集グラフへ適用することによって,著者の役割を推定する.SALSA を利用することによって,著者に対してハブとオーソリティを計算することができるため,高い精度で著者の役割が推定できると考えられる.In this research, we propose method that Estimating the Role of author in Wikipedia. The Role of author means author's delete or author's remain is advantageous or not. It is difficult estimating automatically author's edit is advantageous or disadvantageous. Thus, we consider that a description to be deleted from many authors, the author was its description considered to be disadvantageous. Also, we consider that a description is considered to be the target residual from many authors, the author was its description considered to be advantageous. In addition, We consider that advantageous editing Author gives effect to other authors and disadvantageous editing Author gives effect to other authors should be different. Thus, we apply graph editing of the author SALSA,which is one of the link structural analysis,to estimate the role of the author. By taking advantage of SALSA, it is possible to calculate the hub score and authority score to the author. Considered for this purpose, we can estimate the role of the author with high accuracy.
著者
中村 浩規 横山 晴子 矢口 武廣 鈴木 優司 徳岡 健太郎 渡邊 昌之 北川 泰久 山田 安彦
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.131, no.3, pp.445-452, 2011-03-01 (Released:2011-03-01)
参考文献数
15
被引用文献数
4 4

In this study, we investigated the effect of histamin H2 receptor antagonist (H2RA) or proton pump inhibitor (PPI) for the prevention of upper gastrointestinal lesions associated with low-dose aspirin. We carried out a retrospective study of 2811 patients who had been prescribed low-dose aspirin (Bayaspirin® 100 mg) for more than 30 days at Tokai University Hachioji Hospital from 2006 to 2008. We classified them into three groups: aspirin alone group (n=1103), aspirin with H2RA group (n=844) and aspirin with PPI group (n=864). Patients who developed upper gastrointestinal lesions were diagnosed with gastric ulcer, duodenal ulcer, gastritis or duodenitis by gastroscopy. We then compared the incidence of upper gastrointestinal lesions among the groups. The incidence in aspirin alone group, aspirin with H2RA group and aspirin with PPI group was 2.54%, 1.54% and 1.04%, respectively; that of aspirin with PPI group being significantly lower (p<0.05). Additively, the odds ratio (OR) of aspirin with H2RA group and aspirin with PPI group was 0.60 (95% confidence interval [95%CI]: 0.31-1.17) and 0.40 (95% CI: 0.19-0.86) as compared with aspirin alone group, respectively. The upper gastrointestinal lesions were developed within two years in all groups. Our results suggest that the combined administration of low-dose aspirin and PPI is effective for the prevention of upper gastrointestinal lesions associated with low-dose aspirin. Also, the pharmacists should be especially careful for upper gastrointestinal lesions development within two years after administration of low-dose aspirin, regardless of combined whether H2RA or PPI.
著者
武村 裕之 守川 恵助 今岡 泰憲 稲葉 匠吾 楠木 晴香 天白 陽介 橋爪 裕 廣瀬 桃子 鈴木 優太 畑地 治
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.131-135, 2020-08-31 (Released:2020-09-02)
参考文献数
14

【目的】本研究は急性期呼吸器疾患患者における筋力トレーニングの回数が筋肉量に及ぼす影響について調査する.【対象と方法】対象は介入時に病棟ADLが自立していた急性期呼吸器疾患患者20名を介入時期により低回数群(以下L群)12名,高回数群(以下H群)8名に分類した.L群が修正Borg scale 3,H群は修正Borg scale 5 に達するまで筋力トレーニングを実施した.【結果】筋力トレーニングの回数は上肢がL群で54.5回,H群が182.6回,下肢においてもL群で69.0回,H群が182.0回で有意差を認めた.介入前後の筋肉量の比較では上肢がL群で介入時 4.4 kg,退院時 3.8 kg,H群で介入時 3.8 kg,退院時 3.6 kgと有意差を認めなかった.下肢においてもL群で介入時 13.8 kg,退院時 13.4 kg,H群で介入時 10.9 kg,退院時 11.0 kgと有意差を認めなかった.【結語】急性期呼吸器疾患患者に対する筋力トレーニングの回数は退院時の筋肉量に影響を及ぼさなかった.
著者
鈴木 優
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.6, no.4, pp.46-58, 2013-09-27

本論文は,Wikipediaに記述されている情報の質に関する研究のサーベイである.Wikipediaは,不特定多数の利用者によって容易に編集を行うことができるという特徴から,従来の紙媒体による百科事典と比較して速報性が高いことや,広範囲な情報が得られる利点がある一方で,質が低い情報が含まれるという欠点も存在する.利用者は,必ずしもすべての情報に対して質が高い情報かどうかを適切に判定することができないため,Wikipediaに対して質の高さを測定しようという試みが数多く行われている.本論文では,質の定義についての議論を行ったうえで,現在までに行われているWikipediaに関する調査について紹介し,Wikipediaに含まれる情報に対して,情報の質を測定する研究について紹介する.Wikipedia is one of the most successful and well-known User Generated Content (UGC) websites. Because any user can edit any article, Wikipedia has more and fresher information than existing paper-based encyclopedias. Many experts submit texts to Wikipedia, and the texts should be informative for readers. However, these texts are not reviewed by experts, then the number of poor quality texts are also dramatically increase. On the other hand, many readers cannot easily identify texts which are good quality or not, because not all readers are experts. In this paper, we survey the studies for assessing a quality of Wikipedia articles.
著者
時岡 良太 佐藤 映 児玉 夏枝 田附 紘平 竹中 悠香 松波 美里 岩井 有香 木村 大樹 鈴木 優佳 橋本 真友里 岩城 晶子 神代 末人 桑原 知子
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.76-88, 2017-07-01 (Released:2017-04-15)
参考文献数
27
被引用文献数
1 3

LINEとは,友人とのコミュニケーションを主眼としたアプリケーションのひとつである。近年,LINEは特に若者にとって欠かせないものとなってきている。本研究の目的は,高校生のLINEでのやりとりに対する認知のあり方について探索的に把握することと,その認知に対して現代青年に特有の友人関係のあり方が及ぼす影響について明らかにすることであった。高校生423名を対象に,本研究において作成したLINE尺度と友人関係尺度への回答を求めるオンライン調査を行った。LINE尺度の因子分析により「既読無視への不安」「気軽さ」「やりとりの齟齬の感覚」「攻撃性の増加」「即時的返信へのとらわれ」「つながり感」の6つの因子が抽出された。次に,友人関係による影響について多母集団同時分析を用いて検討した。その結果,友人から傷つけられることへのおそれが,LINEでのやりとりへのアンビバレントな気持ちを生む一因であることが示唆された。
著者
品川 政太朗 吉野 幸一郎 サクティ サクリアニ 鈴木 優 中村 哲
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J102-D, no.8, pp.514-529, 2019-08-01

自然言語から思い通りの画像を生成するシステムは,コンピュータによるデザイン作成支援に有用であると期待されている.本研究では,自然言語によってインタラクティブな画像編集を行うことを指向して,自然言語の指示によって直前にシステムからユーザへ共有された生成画像を操作することで,より意図に沿った画像を新たに生成するフレームワークを提案する.具体的には,修正元となる画像データをConvolutional neural networks (CNNs)によって埋め込んだベクトルと,画像に対する自然言語の修正指示文をLong short-term memory neural networks (LSTM)によって埋め込んだベクトルを入力とし,敵対的学習によって指示通りに修正された画像の生成を行う枠組みを提案した.実験では,手書き数字操作データセットを用いた単純なタスクにより,提案モデルが学習した画像編集タスクにおける振る舞いについて分析した.また,実際に人手で付与した指示文によってアバター画像を修正し,意図に沿った編集を行うことができることを確認した.
著者
中村 晃士 鈴木 優一 山尾 あゆみ 加藤 英里 瀬戸 光 沖野 慎治 小野 和哉 中山 和彦
出版者
一般社団法人 日本女性心身医学会
雑誌
女性心身医学 (ISSN:13452894)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.121-125, 2012-07-15 (Released:2017-01-26)

われわれは,家族内葛藤から生じたと思われる心因性難聴と診断された女児Aを経験した.16歳の女児Aの幼いころの家庭では,父親がアルコールによる病的酩酊があり,父親から母親に対する暴力が日常的にあった.患者自身は被害に遭うことはなかったが,母親が父親に暴力を振るわれる姿をいつも見ており,緊張した毎日を送っていたと思われる.こうした中,患者は小学校低学年から耳が聞こえにくいという症状を呈していたが,耳鼻科を受診するも耳鼻科の診断がなされるが精神科治療に結びつくことはなかった.患者が小学5年生のときに両親は離婚しているが,父親の仕事をAが手伝うといった形をとっていたため,家庭,そして両親のバランスをAがとるという調整役を担わされていた.その結果として,難聴は次第に悪化し,16歳まで遷延化したため,精神科治療に導入された.診察の結果,Aの難聴は心因性であるとされ治療が開始された.面接の中で,Aにとって難聴は,意思を表明しないための道具であり,防衛として理解された.すなわち,Aは両親の狭間で意見を求められたり,ときにはどちらにつくのかといった態度の表明を迫られたりし,それを出来ないAにとっての防衛策が難聴だったのである.Aは家庭内で調整役を担わされているために葛藤状況が生じていると考えられ,Aの思いを言語化するよう治療では促された.もちろん,防衛としての難聴をAが手放すには時間がかかるが,Aが家庭内での調整役を担わなくても家族が崩壊しないことを現実生活の中で体験していけば,少しずつ難聴を手放せていけると思われた.また現代社会の中で,家庭環境はより複雑化していく一方であり,このような患者が増えていくことが予想される.治療者は,家族内の病理が女性や子どもといった弱い立場の人の身体症状という形で表面化しやすいということを念頭に治療に当たらなければいけない.
著者
鈴木 優司 横山 晴子 添田 真司 徳岡 健太郎 渡邊 昌之 北川 泰久 山田 安彦
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
pp.13-00193, (Released:2014-01-18)
参考文献数
11

Low-dose aspirin-induced gastrointestinal lesions are becoming an important problem in clinical practice. In our investigation of such adverse effects, we obtained 4 important findings considered useful for physicians, as follows; 1) even when aspirin was given at a dose, the incidence rate of gastrointestinal lesions was higher than with other NSAIDs, 2) the odds ratios for gastrointestinal lesions induced by aspirin with a histamine H2 receptor antagonist and proton pump inhibitor were 0.6 and 0.4, respectively, as compared with aspirin alone, 3) it is difficult to administer aspirin, which exerts an antiplatelet effect, without inducing gastrointestinal lesions, and 4) these gastrointestinal lesions appears early, especially within 2 years after administration. We distributed a questionnaire to 41 physicians to confirm our findings, and compared high (n=20) and low (n=21) frequency aspirin prescription groups. The recognition rate of points 1 and 3 noted above in the high group was significantly elevated as compared to the low group, whereas there no significant difference in regard to the information in point 4 between the groups and the rate of recognition was low. Moreover, only 27% of the surveyed physicians were familiar with all 4 points. Prior to receiving this information, 17% of the physicians gave no related instructions their patients, which was reduced to 0% after receiving this information. Furthermore, 98% of those surveyed found the information to be useful. Our results suggest that these 4 points of information regarding potential adverse gastrointestinal effects of low-dose aspirin are useful for physicians.
著者
布目 光生 鈴木 優 森田 眞弘
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:21862583)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.6, pp.1-7, 2011-03-21

電子書籍を音声合成で読み上げる場合に,文書の書式特徴を活用してより聞きやすい朗読を実現するテキスト前処理手段を提案する.文を処理の基本単位とする従来の発話手法では困難な,タイトルや箇条書きと本文を区別したような読み方や,文書全体の構成や流れを考慮したような,自然な読み上げの実現を目指す.今回,具体的なアプローチとして,入力文書テキストの特徴量として論理構造をはじめとする抽出手段と,特にポーズ情報に関連したメタデータの推定手段,そして,音声合成エンジンへ提供するための XML 化,という一連のテキスト処理機能の試作と,ポーズ情報の付与精度評価を行った.本報告では,これらの手法と評価実験結果について述べる.We conduct feasibility studies for the development of a text preprocessing technique that uses document formatting features for improved natural speech synthesis with the aim of targeting e-book readers. In traditional text-to-speech (TTS) systems, it is difficult to implement a feature by which the different document elements such as the document body, title, and itemized forms are read in a suitable tone. We implement certain functionalities, namely a sentence characteristics extractor that determines the logical nature of a document element, a metadata estimator that generates pause information, and a transformer that converts these results to speech synthesis markup language, which a TTS system can process. Details about these processes and experimental results of a simple implementation of pause estimation are described in this report.
著者
鈴木 優
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.746-747, 2019-07-15

子供を連れて学会へ参加するということが非常識であると言われていた昔の時代とは変わり,現在は男女共同参画の観点から子供を連れて学会へ参加するための体制が整備されつつあります.ところが,具体的にどのような整備を行う必要があるのか,どのようなことが必要とされているかについては様々な議論があり,試行錯誤が繰り返されている状況です.そこで著者が実際に子供を連れて学会へ参加するという実体験に基づき,そこで受けた恩恵や問題点について述べます.