著者
篠田 広人 仲榮眞 一朗 難波 英嗣 竹澤 寿幸
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.3G104, 2018 (Released:2018-07-30)

近年,研究者数の増加および学問分野の専門分化と共に学術情報量が爆発的に増加している.研究者が入手できる学術論文の量が増える一方で,そのすべてに目を通すことが困難である.そこで論文の内容を効率的に把握するための読解支援システムが求められている.これまでに,様々な観点から論文読解を支持するシステムが提案されてきたが,本研究では, 論文内の図表に着目したシステムを構築する.図表は,論文中の説明文の要点を表したものと捉えることができ,被験者に説明文だけを提示するよりも,図表とともに説明文を提示したほうが,内容の理解に有用である.本研究では,論文中の図表と,個々の図表に対応する文を自動的に対応付け,ユーザに表示することで論文読解の支援を行う.提案手法の有効性を調べるため,実験を行った.実験の結果,精度0.65,再現率0.13が得られ,提案手法の有効性が確認できた.
著者
丸崎 恒司 津田 和彦
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.3G203, 2018 (Released:2018-07-30)

近年,企業の特許戦略が量から質へと変換しつつあること,企業間の特許係争が増加傾向であることを受け,不要な特許出願の抑制や,競合他社の保有する特許の無効化のため,特許調査の需要はますます増え続けている.中でも外国特許調査の需要は高い. これらの特許調査においては,漏れのない調査のために,調査対象となる発明に関連した用語のみならず,その同義語や上位概念あるいは下位概念の用語を検索語として調査することが一般的である.よって,特許文書に特有の上位概念化・抽象化した用語を網羅した同義語辞書を作成することができれば,特許調査における最適な検索語の抽出や,類似文書の自動抽出ツールにおける精度向上などに有益と考えられる. そこで本研究では,欧州特許出願のEuropean Patent publication,European Patent Specificationから自動的に英文の同義語辞書を構築する方法を提案する.