著者
飯田 昭人
出版者
北翔大学短期大学部
雑誌
北翔大学短期大学部研究紀要 = Bulletin of Hokusho College (ISSN:18827667)
巻号頁・発行日
no.58, pp.1-12, 2020

本研究では213名の学生を対象に, 3つのSNSであるLINE,Twitter,Instagramの使用時間と,連帯感,各SNSでの社会関係資本(互酬性と信頼性)及び人生に対する積極的態度に及ぼす影響を検討することを目的とした。3つのSNSのうち,LINEの使用時間とLINE及びInstagramの連帯感,LINE及びInstagramの互酬性,Instagramの信頼感,人生に対する積極的態度尺度のうちの「夢・目標尺度」「向上心尺度」「肯定的尺度」との間に正の相関が認められた。一方,Twitterの使用時間とTwitterの連帯感に正の相関が認められるとともに,人生に対する積極的態度尺度のうちの「夢・目標尺度」「向上心尺度」「肯定的尺度」「時間重視尺度」との間に負の相関が認められた。最後に,Instagramの使用時間とInstagramの連帯感に正の相関が認められた。つまり, 3つのSNSの使用時間にはそれぞれ異なる影響が認められた。また,人生に対する積極的態度尺度の5つの尺度をそれぞれ従属変数とした重回帰分析の結果からは,「夢・目標尺度」「向上心尺度」「肯定的尺度」「自分らしさ尺度」の4つに対して,Instagramの連帯感が正の影響を及ぼしたことから,Instagramにおける連帯感が人生に対する積極的態度に影響を与えていることが示唆された。