著者
BURROWS Christian
出版者
一般社団法人大学英語教育学会
雑誌
大学英語教育学会中国・四国支部研究紀要 (ISSN:13490265)
巻号頁・発行日
no.10, pp.29-39, 2013-03-31

本研究は、日本のEFL学習者に対する、長期間にわたるコミュニケーション方略の教授が、英会話能力の向上に与える効果を明らかにするものである。これは、Nakataniによって行われた研究(2005年)を再現する過程、日本人学習者が言語の障壁を克服するために、言語学上、又は、問題解決能力を身につけることを目指している。その結論は、コミュニケーション方略使用の有効性を最大限にするために、際立った社会的文化的要因がもたらす影響を考慮する必要性を明確に示している。
著者
佐藤,あずさ
出版者
大学英語教育学会(JACET)中国・四国支部
雑誌
大学英語教育学会中国・四国支部研究紀要
巻号頁・発行日
no.11, 2014-03-31

This paper reports the results of two studies focusing on internalization of newly learned items. In study 1, internalization was not confirmed, but reading and memory retention abilities of the reading-aloud subgroup (i.e., students with lower reading proficiency) improved significantly more than the reading-silently subgroup. In study 2 the same effects were confirmed in the reading-aloud subgroup, and internalization of newly learned items was finally confirmed in the reading-aloud group.
著者
Ikeno Osamu
出版者
一般社団法人大学英語教育学会
雑誌
大学英語教育学会中国・四国支部研究紀要 (ISSN:13490265)
巻号頁・発行日
no.2, pp.73-90, 2005-03-15

この研究は,日本人大学生が「国際語としての英語」を巡る諸問題に対してどのような考えを持っているかを調査し,結果を様々な観点から考察するものである。169名の大学生を対象に,英語と英米文化の関係,英語中心主義の弊害,英語以外の外国語や日本語,英語ネイティブとノンネイティブ教師,日本における言語使用などの問題について,質問紙による調査を行った。その調査結果に基づき,本論文では大学生の英語観を多面的かつ批判的に検討する。