著者
本田 直也
出版者
大手前大学・大手前短期大学
雑誌
大手前大学CELL教育論集 (ISSN:21855641)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.25-28, 2012

大手前大学では1年次必修教育の中で情報活用カを育成している。この教育ではコンピュータの操作方法と機能を覚えるだけで無く、問題解決のために適切に情報活用できる能力を育成している。この情報活用カは在学中の学習においても就職活動においても必須の能力である。本研究ではこれまで卒業した学生を対象に、在学中の情報活用力試験の結果と就職先の関連を分析した。就織者と非就職者との比較、就職者の中での業種別の比較の結果を本稿で示す。
著者
中島 彰子
出版者
大手前大学・大手前短期大学
雑誌
大手前大学CELL教育論集 (ISSN:21855641)
巻号頁・発行日
no.1, pp.9-12, 2009

入学予定者の多様化する習熟度と学力格差の拡大が問題となっている中、入学予定者に大学で必要な基礎学力を身につけさせるだけではなく、大学の教育システムへスムーズに誘導できるような入学前教育の体制づくりが重要な課題となっている。大手前大学では2009年度入学予定者対象の入学前教育において、入学後も頻繁に利用する携帯電話対応型LMS「確認くん」を活用し、入学予定者の学習意欲の持続を目指した。毎週「確認くん」を通じて課題と解答を配信し、1週目から3週目までの学習を終えた後、4週目の確認テストで学習内容の習得度を測定するという流れは、大手前大学の初年次教育システムと連動している。本稿では「確認くん」を活用した入学前教育システムの構築によって、いかに大学教育に必要となる基礎学力と教育システムの定着を実現し、大学生活へのスムーズな移行へと繋がったのかを考察する。