著者
久保田 敬介 根本 俊男
出版者
文教大学大学院情報学研究科
雑誌
情報学ジャーナル = Journal of Information and Communications (ISSN:21856850)
巻号頁・発行日
no.7, pp.1-14, 2014-03-01

本研究は,三重県四日市市の期日前投票所設置について,住民の移動距離の観点から定量分析を行い考察を与えた.具体的には,施設配置問題に対する代表的な最適化モデルであるp-medianモデルとp-enterモデルを利用することで最適配置を導出し, 現在の配置及び配置数について分析を行った.また,より現実に近い投票所配置を考慮して現状にある四日市市の代表的施設1箇所をそのままの配置にした上で他の施設の最適な配置場所の導出に取り組んだ.その結果,現状の期日前投票所の設置数に対する,増設の効果,削減の妥当性,再配置の有効性などを示すことができた. This study analyzed the locations of early voting places in Yokkaichi city (in Mie prefecture, Japan) from an operations research perspective. Proposing optimal locations for early voting places make it more convenient for local residents and this could increase the voter turnout. In this study, by applying the p-median model and p-center model, we calculated optimal locations and examined current locations and the number of early voting places. In order to design early voting locations more realistically, we placed the main early voting places in their current locations and estimated the optimal locations of other early voting places. As a result, we identified that the current locations of early voting could be improved.
著者
服部 信明
出版者
文教大学大学院情報学研究科
雑誌
情報学ジャーナル = Journal of Information and Communications (ISSN:21856850)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-8, 2012-02-01

茅ヶ崎市長としての自己紹介、茅ヶ崎市の現状認識の説明から始まり、「海と太陽と緑の中で、人が輝きまちが輝く湘南・茅ヶ崎」を目指した、新しいまちづくりに向けた総合計画について述べた。そこでは、新しい公共の形成と、安定したサービスを提供してゆくための財源・資源の有効利用が重要である。また、市民と行政が情報を共有化し、情報技術、ICT を利用して市民生活の上での利便性を向上することも、茅ヶ崎市の情報化の取り組みでの重要課題となっている。その施策展開の柱としては、三つの視点、すなわち、「誰もが簡単に情報に触れることができる」「誰もがICT を暮らしにいかしていける」「誰もがICT を通じて人とつながることができる」がある。