著者
久保田 敬介 根本 俊男
出版者
文教大学大学院情報学研究科
雑誌
情報学ジャーナル = Journal of Information and Communications (ISSN:21856850)
巻号頁・発行日
no.7, pp.1-14, 2014-03-01

本研究は,三重県四日市市の期日前投票所設置について,住民の移動距離の観点から定量分析を行い考察を与えた.具体的には,施設配置問題に対する代表的な最適化モデルであるp-medianモデルとp-enterモデルを利用することで最適配置を導出し, 現在の配置及び配置数について分析を行った.また,より現実に近い投票所配置を考慮して現状にある四日市市の代表的施設1箇所をそのままの配置にした上で他の施設の最適な配置場所の導出に取り組んだ.その結果,現状の期日前投票所の設置数に対する,増設の効果,削減の妥当性,再配置の有効性などを示すことができた. This study analyzed the locations of early voting places in Yokkaichi city (in Mie prefecture, Japan) from an operations research perspective. Proposing optimal locations for early voting places make it more convenient for local residents and this could increase the voter turnout. In this study, by applying the p-median model and p-center model, we calculated optimal locations and examined current locations and the number of early voting places. In order to design early voting locations more realistically, we placed the main early voting places in their current locations and estimated the optimal locations of other early voting places. As a result, we identified that the current locations of early voting could be improved.
著者
川合 康央 惠羅 博
出版者
文教大学大学院情報学研究科
雑誌
情報学ジャーナル = Journal of Information and Communication (ISSN:21856850)
巻号頁・発行日
vol.2, 2007-01-01

本研究は,都市空間における人間行動を,莫際の利用者行動や,実測に基づくモデルによって,その特性を解析するものである。今回は,中規模ターミナル駅である湘南台駅を研究対象として,利用者の行動を実際の追跡調査から明らかにすることから,空間の利用実態を調査する。湘南台に乗り入れている3路線(小田急線・相模鉄道線・横浜市営地下鉄線)と利用者の多い4つの出口の7箇所において調査を行った。また,それを元にCGモデルを作成することで,新しい湘南台駅の空間モデルを検討する。これらは,中規模ターミナル駅の新しい空間構成のあり方に関する基礎的な研究である。This research clarifies human behavior by tracing survey. The survey space is Shonandai Terminal as medium-scale terminal. Based on Actual situation and Sign design, We did Tracing survey on 3 ticket gates and 4 exits.
著者
石田 晴美
出版者
文教大学大学院情報学研究科
雑誌
IT News Letter
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.1-2, 2012-01-01

「2 番じゃダメなんですか?」2009 年の国の事業仕分け第1 弾「スーパーコンピューター開発」での蓮舫参議院議員の質問をご記憶の方も多いだろう.国の事業仕分けの原型は2002 年に地方自治体で始まった.国の事業仕分けは提言型政策仕分けと形を若干変えたが,地方自治体の事業仕分けは年々増加している.本稿では自治体の事業仕分けの現在の動きを紹介する.
著者
服部 信明
出版者
文教大学大学院情報学研究科
雑誌
情報学ジャーナル = Journal of Information and Communications (ISSN:21856850)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-8, 2012-02-01

茅ヶ崎市長としての自己紹介、茅ヶ崎市の現状認識の説明から始まり、「海と太陽と緑の中で、人が輝きまちが輝く湘南・茅ヶ崎」を目指した、新しいまちづくりに向けた総合計画について述べた。そこでは、新しい公共の形成と、安定したサービスを提供してゆくための財源・資源の有効利用が重要である。また、市民と行政が情報を共有化し、情報技術、ICT を利用して市民生活の上での利便性を向上することも、茅ヶ崎市の情報化の取り組みでの重要課題となっている。その施策展開の柱としては、三つの視点、すなわち、「誰もが簡単に情報に触れることができる」「誰もがICT を暮らしにいかしていける」「誰もがICT を通じて人とつながることができる」がある。
著者
久保田 敬介 根本 俊男
出版者
文教大学大学院情報学研究科
雑誌
情報学ジャーナル (ISSN:21856850)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.1-14, 2014-03

本研究は,三重県四日市市の期日前投票所設置について,住民の移動距離の観点から定量分析を行い考察を与えた.具体的には,施設配置問題に対する代表的な最適化モデルであるp-medianモデルとp-enterモデルを利用することで最適配置を導出し, 現在の配置及び配置数について分析を行った.また,より現実に近い投票所配置を考慮して現状にある四日市市の代表的施設1箇所をそのままの配置にした上で他の施設の最適な配置場所の導出に取り組んだ.その結果,現状の期日前投票所の設置数に対する,増設の効果,削減の妥当性,再配置の有効性などを示すことができた. This study analyzed the locations of early voting places in Yokkaichi city (in Mie prefecture, Japan) from an operations research perspective. Proposing optimal locations for early voting places make it more convenient for local residents and this could increase the voter turnout. In this study, by applying the p-median model and p-center model, we calculated optimal locations and examined current locations and the number of early voting places. In order to design early voting locations more realistically, we placed the main early voting places in their current locations and estimated the optimal locations of other early voting places. As a result, we identified that the current locations of early voting could be improved.
著者
石田 晴美
出版者
文教大学大学院情報学研究科
雑誌
IT News Letter
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.1-2, 2012

「2 番じゃダメなんですか?」2009 年の国の事業仕分け第1 弾「スーパーコンピューター開発」での蓮舫参議院議員の質問をご記憶の方も多いだろう.国の事業仕分けの原型は2002 年に地方自治体で始まった.国の事業仕分けは提言型政策仕分けと形を若干変えたが,地方自治体の事業仕分けは年々増加している.本稿では自治体の事業仕分けの現在の動きを紹介する.