著者
毛利 康秀
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第19回全国大会
巻号頁・発行日
pp.29-32, 2004 (Released:2006-02-01)

携帯電話が普及途上だった1998 年~2000 年に高校生活を送った世代と、普及の進んだ2001 年~2003 年に高校生活を送った世代との間では、携帯電話の利用実態に幾つかの相違が見られる。アドレス帳の登録数は同等であるものの、「友達だと思う人数」は後の世代で増加している点に注目される。携帯電話を使わない生活が考えられなくなった現在、人間関係のあり方や友人観・親友観は大きく変動しつつあると考えられる。
著者
棚田 梓
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第19回全国大会
巻号頁・発行日
pp.191-194, 2004 (Released:2006-02-01)
参考文献数
3

1953(昭和28)年,日本でテレビ放送が始まって50年が過ぎた。テレビは戦前にはなかった,新しいメディアである。テレビ受像機が普及していなかった頃は,街頭テレビの前に集まってプロレスに熱狂した。このように,テレビを無料の娯楽と受けとめていた大衆が,やがてニュースショウを好んで見るようになった。ここ半世紀の変貌を「市民的意識の生成」と捉え,その経過を分析した。 テレビ放送開始から現在までを6つに区切り,テレビ年表でそれぞれの時期の特徴を明らかにする。 ?(前史―1952) テレビ放送前夜 ?(1953―1959) 一億総白痴化 ?(1960―1970) アクセルとブレーキ ?(1971―1984) もうけ主義と合理化 ?(1985―1992) ニュースショウの時代 ?(1993―現在まで)メディアの失われた10年
著者
牛山 佳菜代 姜 英美 川又 実
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第19回全国大会
巻号頁・発行日
pp.197-200, 2004 (Released:2006-02-01)
参考文献数
3

今日のCATVは、デジタル化の進展の下、これまでと異なる環境に置かれている。その状況下において、CATVにおける地域情報の役割が改めて問われている。そこで重要な役割を果たすのは、各CATVで実際に地域情報を携わる制作者であると考えられる。それを踏まえ、本調査においては、各局の自主制作に対する取り組みの把握、さらに制作者意識調査を行うことにより、今後の自主制作番組の行方を検討したものである。