著者
古閑 博美 牛山 佳菜代 高橋 保雄 池之上 美奈緒
雑誌
嘉悦大学研究論集 = KAETSU UNIVERSITY RESEARCH REVIEW
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.37-51, 2016-03-17

我が国にインターンシップが導入されて以来、インターンシップは教育的関与を主たる目的とするもので採用とはかかわらないものとされてきた。しかしながら、経済を取り巻く環境が深刻化し、インターンシップの定義や捉え方は変化しつつ今日に至っている。 特に、人材確保に苦慮する小規模事業者や中小企業は、採用にかかわるコストや時間を削減する上で、インターンシップに注目するようになってきた。経済同友会は、青田買い等を避けるためインターンシップは採用と無関係と強調してきたが、近年その捉え方に変化が現れている。 本稿は、「中小企業のインターンシップを考える会」(代表 古閑博美。2014年11月17日~現在)が取り組んできた中小企業のインターンシップの実態をインタビュー調査と質問紙調査から分析した。その結果、インターンシップの活用に採用との関連が無視できない傾向が強まっていることがわかった。インターンシップは、中小企業の人材採用と定着に少しでも光が見える方策として期待される。そのためにはインターンシッププログラムの構築が課題である。
著者
牛山 佳菜代
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第20回全国大会
巻号頁・発行日
pp.153-156, 2005 (Released:2006-02-23)

地域構造が大きく変わりつつある今日、本稿では、地域情報の形成及び送出において、地域に立地するメディアがどのような役割を果たすことができるのかを考察する。各地域メディアの現状と課題を踏まえた上で、特に地域紙(コミュニティペーパー)とCATV に注目し、事例分析により、その役割及び今後の可能性を検討する。
著者
牛山 佳菜代
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第23回全国大会
巻号頁・発行日
pp.142-145, 2008 (Released:2010-02-10)

Recently, the number of senders in community media increase gradually. This report is about sender education in community media. The purpose of this report are to classify sender in it from their features, to reveal the actual state and issues in sender education, and to consider it in the future. This report is mainly based on questionnaire survey to CATV in Nagano prefecture.
著者
牛山 佳菜代 姜 英美 川又 実
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第19回全国大会
巻号頁・発行日
pp.197-200, 2004 (Released:2006-02-01)
参考文献数
3

今日のCATVは、デジタル化の進展の下、これまでと異なる環境に置かれている。その状況下において、CATVにおける地域情報の役割が改めて問われている。そこで重要な役割を果たすのは、各CATVで実際に地域情報を携わる制作者であると考えられる。それを踏まえ、本調査においては、各局の自主制作に対する取り組みの把握、さらに制作者意識調査を行うことにより、今後の自主制作番組の行方を検討したものである。