著者
今村 幸子
出版者
Japanese Society of Ryodoraku Medicine
雑誌
日本良導絡自律神経学会雑誌 (ISSN:09130977)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.67-75, 2001

膝蓋腱炎はジャンプ,ランニング,サイクリング,サッカーのように,膝の収縮筋を繰り返し多用するタイプのスポーツ選手によく起こる障害である。この研究ではステージ3の膝蓋腱炎患者58例(66膝)について良導絡の治療効果を評価した。痛みが完壁に消え,以前の運動レベルまで回復した例は43人(74.1%)である。この結果は良導絡治療が膝蓋腱炎に効果的な方法でありしかも簡単な処置で,費用もかからず,鎮痛を得るための治療期間も少なく良いという利点がある。