出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.380, pp.62-64, 2002-12-16

IP-VPN(仮想閉域網)サービスの信頼性が今後大幅に上がる。サービス網の基幹技術である「MPLS」の新機能を使うことで,障害発生時のう回路への切り替えが,わずか50ミリ秒で可能になる。ベンダー各社は,通信事業者向けルーターにこの新機能を実装済みであり,2003年には採用サービスが広がる見込みだ。 今や企業ネットワークの定番となったIP-VPNサービス。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.362, pp.91-93, 2002-03-18

電力線を使った高速通信技術に対する規制緩和について意見が真っ二つに割れている。規制緩和が進めば,ブロードバンド・アクセス回線や家庭内LANの実現手段が増える。一方で,短波帯の電波を使う既存の通信や放送に深刻な干渉が起こる可能性が高い。総務省は,早ければ3月中にも一定の方向性を打ち出す見込みだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.322, pp.95-97, 2000-07-17

情報技術(IT)革命から取り残され,旧態依然のネットワークを使い続ける企業間取引。80年代から引きずる通信プロトコルを利用するシステムは,インターネットが巻き起こしたIT革命の"蚊帳の外"に置かれてきた。 しかし,大量の取引を安定して処理している実績は大きな強みだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.382, pp.59-63, 2003-01-20

毎月30万〜40万超ものペースで利用者数が増え続けるADSLサービス。だがその陰で,サービス停止や料金の大幅値上げにつながりかねない重要な問題が,未解決のまま続いている。12メガADSLの干渉問題である。 2002年7月に問題が明るみに出てから半年以上が経過した今もなお,騒動は収まっていない(p.60の図1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.303, pp.57-59, 1999-10-04

1.5Mビット/秒の常時インターネット接続サービスに価格破壊の波が訪れている。低料金サービスが相次ぎ登場。企業のインターネット接続環境は1.5Mが当たり前という時代もそう遠くなさそうだ。 企業の常時インターネット接続環境のエントリー回線が,1.5Mビット/秒になる——。 これまで1.5Mサービスは,その料金の高さゆえに企業にとっては高根の花だった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.391, pp.51-53, 2003-05-26

KDDIは10月にも,FTTH(fiber to the home)を使う映像サービスを始める。映画などの多チャンネル放送やビデオ・オン・デマンド(VOD)を,家庭向けに提供する。料金はIP電話とインターネット接続を加えても月1万円以内。ただし,東西NTTから借りる光ファイバの確保と,放送コンテンツの調達に課題を抱えている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.281, pp.122-131, 1998-11-02

格安な専用線として97年4月に登場した「ATMメガリンク」。細かい速度品目や,ATM(非同期転送モード)方式の伝送効率の高さから,徐々に人気が高まっている。回線数は98年8月末に500を超えた。ほとんどのユーザーが,料金の安さだけでなく,高速ディジタル専用線に引けをとらない信頼性を高く評価している。半面,サポート体制には,不満や要望が多い。
著者
緒方 俊輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.304, pp.156-161, 1999-10-18

今回は,Linuxサーバーを運用するためのソフトの設定方法と使い方を説明します。セキュリティ確保のためのIPマスカレード機能,アクセス制御ソフト「tcp_wrappers」や,各種運用管理ツールを取り上げます。(本文中→マークの用語は欄外で解説) Linuxで構築した業務サーバーでは,運用のためのソフトを豊富に入手できます。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.389, pp.61-65, 2003-04-28

「角田さん,あなたは電話料金を下げ過ぎましたね」——。総務省幹部の言葉に,フュージョン・コミュニケーションズの角田忠久社長は耳を疑った。フュージョンは2001年4月,全国一律3分20円の市外電話料金を引っ提げ,日本で初めて通常の電話品質の→中継型IP電話サービスに参入。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.311, pp.73-75, 2000-02-07

次世代携帯電話「IMT-2000」に対抗する無線データ通信サービスが登場する。米クアルコムが開発した独自の無線通信技術「HDR」を現行のcdmaOne携帯電話システムに付加すれば,最大2.4Mビット/秒のパケット伝送が可能になる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.338, pp.196-201, 2001-03-19

2000年10月にオープンした「ファミマ・ドット・コム」は,ファミリーマートが約150億円もの資金を投入する大規模サイト。iモード対応の携帯電話や,店舗に設置するマルチメディア端末からもアクセスできる。システム開発はアウトソーシングを徹底活用し,約5カ月という短期間でサイトの開設にこぎ着けた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.310, pp.84-85, 2000-01-17

通信に関する2000年問題は,年始にNTTドコモや大阪メディアポート(OMP)などに若干の問題が生じただけで済んだ。ただ,これで2000年問題がすべて解決したわけではない。通信事業者の課金処理などには引き続き警戒が必要だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.277, pp.210-213, 1998-09-07

前回のこのコラム「xDSL回線がやって来た」(98年7月6日号)には,たくさんの人からお便りや電子メールをいただいた。「同じ実験に参加しているが私のところは簡単につながった。お気の毒でした」「貴誌には珍しい試み。もっとやれ」—など編集部に届いたのはもっぱら応援の声である(と信じている)。この場を借りてお礼を申し上げます。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.388, pp.58-61, 2003-04-14

「ADSLのような料金競争を始めてはいけない」——。FTTH事業者の本音は,月額料金の値下げ競争を避けることにある。しかしFTTHサービスの料金は,決して限界まで下がったわけではない。設備コストの計算方法や加入者の獲得目標次第で,さらに月額1000円以上の値下げ余地がある。 FTTHサービスの月額利用料は,5500〜8500円程度。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.342, pp.136-141, 2001-05-21

大手プロバイダ約20社と提携して,インターネット上の動画配信用インフラを全国展開するJストリーム。テレビ局やラジオ局を含む多数の企業が動画配信サービスに利用している。5月7日からは,広域負荷分散システムを稼働させて,"途切れない"動画配信の提供を始めた。
著者
斉藤栄太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.297, pp.102-108, 1999-07-05
被引用文献数
1

コンピュータ・ウイルスの被害が後を絶たない。電子メールなどネットワーク経由で,短時間に大規模な感染が起こる事件が続発している。ウイルスの脅威を探るとともに,対抗するワクチン・ソフトの実力を検証する。 99年3月に起こった「Melissa」(メリッサ)事件——。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.336, pp.124-129, 2001-02-19

日本のFTTHを担うのはNTT地域会社だけではない。新興事業者や電力会社が,自ら光ファイバ網を整備して,FTTHサービスへの参入をうかがっている。NTT地域会社が開放した光ファイバを利用する事業者も登場しそうだ。xDSLベンチャーやCATV会社も高速化に向けて動き出しており,ブロードバンドの主役の座を巡る競争が白熱してきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.305, pp.63-65, 1999-11-01

NTT地域会社が「IP接続サービス」を開始した。ISDN基本料とは別に8000円を支払えば,1Bチャネルが使い放題になる。インターネット接続事業者(プロバイダ)の接続料は月5000円以下。NTTコムも低料金メニューを新設した。 IP接続サービスは,ISDNのオプション・メニュー。NTT地域会社のISDNサービス「INSネット64」,「同ライト」,「同1500」のユーザーを対象とする。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.377, pp.74-77, 2002-11-04

「事業会社が検討中のIP電話は,加入電話にとって代わるものではなく,FTTHやADSLに付随するサービスとして提供する。詳細が固まったら,→050番号を取得するつもりだ」——。NTT持ち株会社の和田紀夫社長は,9月下旬の定例会見で,IP電話戦略について慎重な発言に終始した。 NTTにとって,IP電話は悩ましい存在だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.346, pp.148-153, 2001-07-16

マイトリップ・ネットが運営する「旅の窓口」は,オンライン宿泊予約のポータル・サイト。年間の予約取扱高は200億円に上り,ネット上の旅行代理店としては最大のECサイトである。会員数が100万人を突破したのを機に,7月に新システムを稼働。サイトの信頼性強化に主眼を置き,ネットワーク構成を刷新した。