著者
田村 隆雄 中内 章浩 小河 健一郎
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会研究発表会要旨集 第23回(2010年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
巻号頁・発行日
pp.64, 2010 (Released:2010-12-01)

平成21年台風9号豪雨で発生した佐用川洪水について,雨量・水位データを用いた流出モデルパラメータ同定法を使って,水位ハイドログラフの再現,洪水ピーク流量の推定,佐用水位観測所における水位-流量曲線の作成,及び流域の洪水低減機能に関する考察を行った.その結果,ピーク流量は約910m3/s,右岸堤防越流時の流量が780m3/s,流域の表層土壌層は極めて薄く,洪水低減機能の低い森林流域であること等が推察された.