著者
尾崎 孝宏
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿大史学 (ISSN:04511913)
巻号頁・発行日
no.59, pp.15-28, 2012
著者
桜井 芳生
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿大史学 (ISSN:04511913)
巻号頁・発行日
no.41, pp.p1-12, 1993

我々が日常行っているコミュニケーションに関して,エスノメソドロジーは数々の知見をもたらしたが,その一つとして複数の「世界経験」の競合と,そこからの「選択」をめぐる「皮肉」の効力の発見をあげることができる。しかし,エスノメソドロジー自体は, 「皮肉」がなぜこのような効力をもつのかを説明していない。本稿は, 「意味不安」を仮説することで,この間題に回答を試みるものである。すなわち,ひとびとは,日常において「意味不安」をかかえつつもそれを抑圧して意味経験をしている。しかし,その独特な「ダブルバインド」性という仕掛けでもって「意味の両義性」へとひとを直面させてしまう「皮肉」をいわれることで,ひとは自らの「意味不安」を励起させる。しかも「皮肉」を発話する者は二つの意味を使用しているわけだから,皮肉者は両者の文脈をみとおしつつもなお自分の立派に立脚しているように,被皮肉者には映ずる。よって,皮肉者の意味使用の方が妥当性がたかいように被皮肉者には映ずる。その結果,被皮肉者は皮肉者の意味使用(=世界解釈)に服する蓋然性が高まる。このような仮説的回答案を我々は提起する。
著者
大田 由紀夫
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿大史学 (ISSN:04511913)
巻号頁・発行日
no.62, pp.1-16, 2015
著者
細川 道久
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿大史学 (ISSN:04511913)
巻号頁・発行日
no.63, pp.9-25, 2016

2014~2015年度日本学術振興会科学研究費補助金による研究成果の一部
著者
藤内 哲也
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿大史学 (ISSN:04511913)
巻号頁・発行日
no.59, pp.43-54, 2012